二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ぬらりひょんの孫〜櫻が舞うころ〜 コメ&妖怪募集中! ( No.38 )
日時: 2011/09/28 19:53
名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)

第六話

私たちはあれから、なにもしゅうかくはなかった、と見て、桃山にある清継さんの別荘に泊まることになった。
「み、みなさん大きな荷物ですねえ〜。」
私は、軽めの普段着(浴衣)と、普通の服と、歯ブラシしか持ってきていなかったけど、みんなは、ドライヤー、くし、アクセサリー、それに化粧品や、化粧水まで持ってきていた。と、風呂に入りおわって浴衣に着がえながら言った。
「そぉ?」
「普通だよね〜。」
この量が普通って!すごいな〜。
「でも、櫻姫ちゃんも、すごいよ。」
へ、なにが?
「着物を持ってくるなんて!」
あ、そういうことですね。
「あ、これは家にいるときはいつも浴衣か着物なので、こっちのほうがいいなあ〜と、思って持ってきたんです。」
そして、私たちは
「おやすみ〜。」
「おやすみ。」
「おやすみなさい。」
と、それぞれ自分たちの部屋に帰っていき、眠りについた。


「ん・・・・。」
目が覚めてしまった。私は時計をみると、まだ一時だった。外の空気を吸いに立ち上がると、羽織を羽織って、外に出た。気持ちいいな・・・・。私は別荘の周りを歩いていると、
「!」
サッと私は身をかくした。なんでリクオがこんなところに!?リクオは私と同じく夜の姿で、月をながめていた。私はかげから、リクオをじっと見つめた。同じ髪色、同じ瞳の色、同じ妖怪、同じ血・・・・。そのとき、
「だれだ?そこにいるのは。」
見つかった!私は音もたてずにその場を去った。追いかけてくる様子はない。私はひと安心すると、再び部屋に戻り、眠りについた。


「おはようございます・・・・。」
私は目が覚めて、着がえをしてからみんなにあいさつをしに行った。
「おはよう!」
「おはよう。櫻姫ちゃん。」
「おはぁよ。」
私たちは食堂に行くと、
「やぁ、おはよう!!みんな!」
「おはよう!」
「おはよう。」
食事は豪華で、バイキング形式になっていた。それにしても・・・・おいし〜い!清継さんってお金もちなんだなぁ。私はスープを二回もおかわりしてしまった。朝ごはんを食べ終わると、
「みんな!明日には帰らなきゃいけないから、今日で捜査は終わりだ!気を引き締めて行うように!」
今週はたまたま、月曜日が開校記念日なので、明日までいられるのだ。私は桃山の奥のほうへまた行ってみることにした。あの女の子のことが気になって・・・・。私はずっとあの子のことを探したけど、だめ!全然見つからなかった。そろそろあたりが薄暗くなってきた。もう帰ろうかな・・・・。
「!!!」
妖気!そんなに遠くない。私は走ってそこへ行ってみると、いた!あの女の子だ!しかも、今はもうひとり、白銀の髪に、水色の瞳の白い浴衣を着た女の子がいて。でも、もっとおどろいたのは・・・・。家長さん!?