二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ぬらりひょんの孫〜櫻が舞うころ〜 コメ&妖怪募集中! ( No.50 )
日時: 2011/09/29 17:25
名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)

第八話

私はリクオたちの目の前に降り立った。
「何者だ!」
と、亞紅亞がにらむ。私はそれを無視して、
「リクオ、お前こんなのに苦戦してんのか?」
と、リクオに言ってやった。
「お前は・・・・。」
リクオもおどろいている。私は亞紅亞に向き直ると、ふっ、と笑って亞紅亞の目の前から消えた。いや、私のことを見えなくした。私は、鬼發、『明鏡止水』を発動させたのだ。次の瞬間には亞紅亞は目の前で、私は舞桜で切った。
「いやぁぁぁぁ!!!」
亞紅亞は舞桜の力によって、桜の花びらとなって散っていった。私はくるっとふり返ってリクオを見た。
「お前は何者だ?」
なにか勘づかれる前に速く立ち去らなくては。
「・・・・そんなことより、あの子のことを心配したほうがいいんじゃないか?」
私は目で家長さんを指しながら言った。
「あっ・・・・。」
と、リクオが私から目を離した瞬間、私はその場から逃げた。


なにやってんの私〜!!バカバカバカ〜!お兄ちゃんに勘づかれたらどうすんのよ!私は夜の自分に激しく怒っていた。まあ、助けたかったのは事実だから、正直どっちが正しかったのかなんてよくわかんないけど・・・・。
「魔月さん?顔が怖いよ。」
「ひゃあ!!」
私は考え事をしていた話題の本人、お兄ちゃんが話しかけたのでびっくりしてしまった。
「か、考え事をしていたので・・・・。」
「そう?」
ああ、びっくりしたー。これからはあんまり話したり、目をあわさないようにしよう・・・・。お兄ちゃんにとにかくばれないようにしなくちゃ!!