二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ぬらりひょんの孫〜櫻が舞うころ〜 コメ&妖怪募集中! ( No.60 )
日時: 2011/09/30 16:01
名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)

第九話

「ごめんなさい・・・・今日はちょっと・・・・。」
私は清十字怪奇探偵団の会議をことわっていた。なるべくお兄ちゃんの近くにいないようにしている。だってなんかうっかりばれてしまいそうで怖くて・・・・。私はあの夜、夜のお兄ちゃんと会った。あのときはたまたま空がくもっていて、私の姿は見えなかったと思うけど、もちろん昼のお兄ちゃんは夜のときの記憶もあるだろうし・・・・。
「そうか・・・・では、また!!」
と、みんなは帰っていった。私も家に帰ると、「はあー。」と、大きなため息をついた。お兄ちゃんと仲良くしたいけどな・・・・。やっぱりそろそろ転校しなきゃだめかな。でも、もうちょっといたいなあ・・・・。私は着がえをすると、学校の宿題を始めた。あ、すぐできちゃった。けっこう簡単だったなー。暇な私は夜まで家の周りの竹やぶを散歩することにした。あ、こんなところに雑草が生えてる!あ、こっちにも!私はそれからずっと草むしりをしていた。だけど、数時間もすると—。ドクン、ドクンと、心臓が高鳴る。空を見上げると、今夜はくもっているが、夜になっていた。
「・・・・今夜もパトロールの時間だ。」
そうして、夜の姿の私は、周りに集中すると—。
「!」
これまでに感じたことがないくらい、でかい妖気と、かすかな血のにおいを感じた。また、人がおそわれてるのかもしれない!私は急いでその場所に向かった。
「・・・・?」
どういうことだ?なぜ・・・・。そこにはただの、血が入ったビンが転がっていた。
「よお、櫻姫。」