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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 練習 〆 004. ( No.22 )
- 日時: 2011/10/15 18:30
- 名前: 兎子. ◆.UAIP8bSDA (ID: HbGGbHNh)
「——先輩は笑わないんですね、」
不意に狩屋にそう言われて首を傾げた。あれ、私笑ってなかったっけ。結構笑ってると思ったんだけど、——小さく口内で呟けば狩屋へと視線を向けた。ゆっくりと笑みを浮かべる口許に挑戦的な眼差し。そう言う子、キライじゃないけどねえ、なんて。
笑わないなんて戯言、私は望んでないんだけどな。うん。
「そうかな、笑ってるつもりだよ?」
ホラ、また。
狩屋は笑みを張り付ける私を指差して口許を緩めて見せた。作り笑い、上手いんですね。嗚呼、彼は見抜いていたんだろう。私が作り笑いをしていることを。すっごいなあ、なんて呟けば彼は少しだけ眉を寄せた。アレ、褒めただけなのになあ。
狩屋は何も言わず溜息を一つ、次いで私の近くに来ては頬をぐに、と引っ張ってみせた。そして、一言。
「どうやったら先輩はオレを見て笑ってくれるんですか」
そうだなあ……どうだろうね。狩屋の言葉に別に違和感も何も無かったし、笑みを張り付けて答えておいた。ほら、また。
「——さあね」
だって私は、
◇
マサ迷。マサ蘭が美味しい季節^q^
狩屋は自分を見てくれない迷子にイライラしてればいいよ。
「オレを見てくれない貴女なんて、」
10/15-兎子〆
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