二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 『ポケモン』 この世界に一人ぼっちな僕だったら(コメント募集 ( No.108 )
日時: 2011/10/11 18:18
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://w5.oekakibbs.com/bbs/oe-kakiko2/data/182.jpg

第二十四話    −初めての恋のおと


「う…。」

どうやら俺は寝てしまったようだ。

「…此処、何処かな?」

立ち上がろうと力を入れても体が重い。

「だ、れか…。」

瞼が重くなる。

視界が薄まる。

「あ…あぅ。」

体に鉛が付いたような重さ。

「い、たい、よぅ。」

どんどん体が土に埋もれてく感覚がした。

「たすけて…。」

そして、俺は思った。

「これも、夢なんじゃ…。」

俺は、

赤い夢。

ー悪夢に、

捕まってしまったの??

その時だった。

「リリー!!」

俺の大好きな声が聞こえる。

「グ、リー…ンさ、ん。」

瞼が下がる。

あ、もう駄目だ。

そんな時。

「大丈夫だ。」

そう言って彼は俺を掴んでくれた。

「…ありがとう。」

俺は瞼を閉じた。

ー少しだけ、肩を借りよう。

俺はグリーンさんの肩に頭を委ねた。


「おやすみ。」


あぁ。

なんて優しい声なんだろう。