二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 『ポケモン』 この世界に一人ぼっちな僕だったら(コメント募集 ( No.110 )
日時: 2011/10/11 22:24
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://www18.oekakibbs.com/bbs/oe-kakiko/data/1164.png

第二十五話   −おやすみ


温かい。

気持ちいい。

ふわふわする。

きゅっ、と抱きつくと抱きしめ返してくれる。

誰だろ??

あったかいなぁ。

「う…ん。」

ぬくぬくする。

「起きろ。」

ぼやっ、として誰の声か分かんない。

「起きろ。リリー。」

「ふぇ…??」

グリーンさんに名前を呼ばれたので起きてしまった。

…せっかくぬくぬくなの…に…。

「あ、う…ぁ、す、いませ、ん。」

俺はグリーンさんに抱きついてたんだ。

そりゃ、人だから暖かいよ。

「ごめんなさい!」

飛び起きて離れたら笑われた。

「な、なんで笑うんですか!?」

「いや、反応が面白いな、と思って。」

そう言って彼はとても明るい笑顔で笑った。

綺麗な、目を伏せて。

「どうかしたか?」

「なんでもないです。」

そう言うと、彼は再び笑った。

ー好きだなぁ。

俺は胸の音が速くなるのを感じた。