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第二十六話　　　−ねぇ


sideシーラ


私はレッドさんが好きです。

ーなんて、言えないよね。

「レッドさん。グリーンさんたちがいません。」

ま、いないほうが二人でいれて嬉しんだけど…。

「ね、此処はどこか分かってるんです？？」

ま、知ってるよね。

そう思って聞いた。

しかし、

「…知らない。カントーにしか行ったことない。」

「え!？」

私だって、ゲームでしか見たことないのに!!

そんな、私たちは迷子！？

「えええええ…。」

「…ごめん。」

どうしよう。

「じゃあ、ちょっとだけ、ジム見に行きましょうか。」

そう言うとレッドさんは頷いた。

「ふふ、此処はきっと…。
キキョウシティです。
そして、此処のジムリーダーは、
ハヤト！」

「…。」

レッドさんの目は期待に溢れていた。