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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 『ポケモン』 この世界に一人ぼっちな僕だったら(コメント募集 ( No.130 )
- 日時: 2011/10/24 22:44
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
- 参照: http://www18.oekakibbs.com/bbs/oe-kakiko/data/1181.png
第三十四話 −本当は
本当は女の子みたいに、童話の主人公に憧れたり、
ロマンチックな恋をしたいとも思う。
「リリー…。」
背中が、熱い。
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
耳を塞ぐ。
背中が焼けるように熱い。
「だ、れか。」
その時だった。
ブァサ
「え…?」
俺の背中には、
「羽?」
天使の羽があった。
「貴方が、空の天使…?」
ブルーさんが口を開く。
「…ぷーちゃん。」
(どうしたの?)
「…もう、別れの時間が近づいてるかもしれない。」
(え…?)
「俺、消えるのかもしれない。」
この世界から、汚い世界へと。
なら、この頬の痛みぐらいなら、残したい。
「シーラは…?」
「此処よ。」
目の前には、
驚いてるレッドさんと、
泣いているシーラだった。
「レッドさん…!だめ!!」
来ちゃだめ。
言葉が発する前に、
俺は意識を失った。
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