二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 『ポケモン』 この世界に一人ぼっちな僕だったら 終われないw ( No.140 )
日時: 2011/10/28 17:12
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://w5.oekakibbs.com/bbs/oe-kakiko2/data/203.jpg

第三十八話   −堕天使?


フユタside


「…何、かっこつけてんの?
 うちは…ぐっ…!」

「ミホ!?」

ミホはいきなり倒れた。

「…空の天使が…この国を守ってくれるリリーが…。」

「リリー??」

「…そう。この国を…ランスお兄ちゃんを救ってもらいたかった…。」

ミホは瞳を閉じて、涙をこぼした。

とても、綺麗で華奢だった。

「サカキが、いなくならなければ、よかったのかな…?」

「それは、違う。」

僕は、信じてる。

「此処のジムリーダーがグリーンさんになってからは、
 トレーナーみんなが、強いからってやる気になった。
 いつも、サボってるように見えるけど、サボるときは  
 いつも作業を終えてからだし…だから、僕は。」

「ありがとう。」

「え…?」

「うちはね、貴方が人を嫌っていた過去が悲しかった。
 でも、貴方はもう、大丈夫。
 うちは、リリーが帰るまで、眠りに落ちなければならない。」

「は…?」

ミホは涙を拭いた。

「いつの日か、眠りに覚めた時、
 きっと…うちは…。

ミホは喋らなくなった。

否、死んだのではない。

眠りに落ちた。

「…ありがとう。
 ジラーチ使い…。」

そう、彼女は、

僕が愛した…。