二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 『ポケモン』 この世界に一人ぼっちな僕だったら ( No.29 )
日時: 2011/09/30 22:01
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)

第五話 −堕ちる


昔から俺は母親の言いなりだった。

もともとお金持ちの家柄だから、

「勉強しなさい。」

その一点張り。

最初は我慢してた。

でも、

俺がテストで満点じゃなかったら、

「出来損ないが。」

こう言ったんだ。

俺は切れた。

「俺はアンタの人形じゃない!」

泣いたよ。大声で。

そのときなんだ。

公園のベンチで座ってたら話しかけてくれた女

ーシーラだった。

クラスの学級委員長だから、俺でも覚えてる。

「大丈夫?」

そう言って笑ってくれた。

ーそれが俺の支えになった。

だから俺はシーラがすきだ。

きっと、いつまでも。