二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 『ポケモン』 この世界に一人ぼっちな僕だったら ( No.41 )
日時: 2011/10/02 22:03
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)

第八話   −この出会いが不幸の道なら


「…ぷーちゃん、ゴメンネ。」

モンスターボールを握りしめた。

「はぁ、今日はやめよう。」

だから、

「また来ようかな。」

そう言って笑う。

「シーラ。どこに寝る?」

「家なんかないわよ。」

「は?」

シーラの発言が気になったようだ。

グリーンさんは眉をよしている。

「あ、言い忘れてたんですが、俺達…。」

「「トリップしてきたんです。」」

ポカーンとして意味のわかってないグリーンさんと、

無表情で話の意図さえ掴んでないレッドさん。

「俺達が住んでた世界にはポケモンは
ゲームだったんです。そしてモンスターは
日常生活に居ないんです。」

そう言うと、グリーンさんが真面目な顔付きになり、

「ちょっと、じいちゃんに話きくか。」

と、言った。

この時、俺は気付かなかった。

この出来事が、

この世界を不幸にしていることを。