二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ〜天使と悪魔の双子姫〜参照300突破!! ( No.86 )
- 日時: 2011/10/08 21:22
- 名前: 姫佳 (ID: UMNaVWRl)
- 参照: 高校の説明会行ってきた!!
〜イタリアエリア〜
円堂「タイヤ…タイヤ…中々良いタイヤ何て落ちてないよなぁ…」
円堂は、特訓で使うタイヤを探しに来ていた。
円堂「ドーン!!と重みがあって…ブカーッ!!って太くて…ドバーン!!ってやってもビクともしないタイヤが…」
その時、円堂の横を大きなタイヤを積んだ軽トラが通り過ぎた。
円堂「えっ?…あぁ——!!!見つけた!!!そのタイヤ待った——!!!」
円堂は、軽トラを追って駆け出した。
ラティア「はぁ…」
私は今、イタリアエリアにいる。ビアンが観光をしたいと言っていたので連れて行ってみれば…よりにもよってイタリアエリア何て…
ビアン「…ニャ〜?」
私の少し前を歩くビアンが、心配そうに振り返る。…もしかして、私の歩く速度が遅かったから、心配してるのかしら…
ラティア「大丈夫よ。」
私がそう言うと、ビアンは肩に乗り、私の顔を舐めた。
ラティア「ちょ…くすぐったい…」
ビアン「ニャ〜♪」
ビアン…もしかして、私を元気づけてくれたの…?
ラティア「…有難う、ビアン。」
私はビアンを優しく抱きしめる。その時、突然ビアンが肩から飛び降り、どこかへ走って行った。
ラティア「ビアン?!どこに行くの?!」
ビアンが立ち止ったのは、可愛らしいお店の前だった。
ラティア「ビアン…急にどうしたの?…わぁ…」
私は、ビアンが見ている方を見た。そこには、白のフリルブラウスに水色のフリルスカート、白にリボンベルト、水色のサンダル、白のハットと言う清楚系のコーデが飾ってあった。
ラティア「可愛い…でも、財布持ってきてないわ…」
ビアン「ニャ〜…」
私がそう言うと、ビアンは残念そうな表情をした。
ラティア「もしかして…私が好きそうな服があったから…」
私はビアンを抱きかかえ、慰めるように頭を撫でた。
ラティア「御免なさいね、折角貴女が可愛い服を見つけてくれたのに…」
ビアン「ニャ〜」
ラティア「さて…そろそろ帰りましょうか。」
私、開会式の1時間前には会場入りしないといけないのよね。それに…「彼」に見つかってもいけないし…
ラティア「…人通りが多いを通って帰りましょうか。」
ビアン「ニャ〜」
大丈夫…よね。イタリアエリアは広いし、人通りも多いし、絶対に見つかる筈ないわ。コサージュだって外したし…
ラティア「見つからない間に、早く帰らなきゃ。」
私は人通りが多い街中に向かった。
フィディオ「やっぱり、昼間見た車は、リムジンだったのかな…」
練習中に一瞬だけ見えた黒い車…黒い車だからと言ってリムジンとは限らないけど…でも、僅かな可能性にかけたかった。
俺はそんな事を考えながら、携帯の待ち受け画面を見つめる。そこには、少し幼い顔をした…でも、大人っぽい顔の少女…ラティアがいた。
ラティアとティアラが失踪して2年…連絡が繋がった事は一度もなかった。死んでしまったのではないか、と言う噂もある。でも、ラティア達が死ぬ訳ない。失踪したのには何か理由があるんだ。
フィディオ「…もしかしたら…今度は繋がるかも…」
ラティアの携帯番号を押して、電話をかける。
「おかけになった電話番号は、現在使われておりません。」
また同じか…ラティアの携帯番号にかけると、いつも同じ返事が返ってくる。
でも…もし、あの黒い車がリムジンだとしたら…
フィディオ「ラティアが…この島にいると言う事もあり得るな…」
この2年、ずっとラティアの事を考えていた。もし、君に会えたら何から話そうか。話したい事、聞きたい事があり過ぎて、何から話せば良いか分からない。
そんな事を考え、ヘディングをしながら歩く。まぁ、ここにいるとは限らないけど…
円堂「待ってくれ———!!!」
ラティア「人通りが多い所はどこかしら…」
フィディオ「やっぱり…ラティア、来てないのかな…」
その時、3人が交差点でぶつかりそうになった。
円堂「うわっ!!」
ラティア・フィディオ「「えっ?」」
ラティアとフィディオは円堂をかわす。その時、ラティアの帽子が落ちた。倒れそうになった円堂をフィディオが支える。
フィディオ「大丈夫?」
円堂「ああ、有難う!…あっ!お前…」
フィディオ「君も大丈夫?」
ラティア「えぇ…」
ラティア・フィディオ「「!!!!!」」
ラティアとフィディオ、ようやく会えました〜!!