二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.9 )
日時: 2011/10/08 13:00
名前: サリー (ID: ZjIbjScL)

魔法


新たな仲間、カノンが加わった。

その次の日。

一味はとある問題を思い出した。

「宝島は〜」

鼻割り箸をしたルフィがナミに言った。

「あたしが聞きたいわよ!」

ログ・ポースの針は、南を指している。

しかし、南をいくら進んでも見えるのは、大海原。

「同じ所をグルグル回っているみたいね」

ロビンが言った。

まるで『海の迷路』。

「今頃は、お宝見つけて大金持ちだったのに…」

全員が金品を思い浮かべた。

「ふ〜ん、そういう事」

カノンが何かを思いついた。

「この海域、世間的に知られてないからね」

カノンは両手を開いた。

すうううううううううううううううううううう

カノンが息をおもいっきり吸い込んだ。

「天竜の咆哮!!!」

カノンの口から強風、いや竜巻が出る。

すると、サニー号の前に広がっていた大海原が、

霧が吹き飛ぶように消えた。

そして、現れたのは…

「島だ!」

「ログ・ポースもあの島を指してるぜ!」

「な、なんなのさっきのは…」

カノンが説明をした。

「霧壁。この海域の名前さ。

名前通り、霧の壁が大海原の幻影を見せて航海者を惑わせる」

「じゃなくて!さっきのは…」

「魔法だよ。『滅竜魔法』。

本来、竜撃退用の魔法だけど」

「竜が竜撃退用の魔法を教えるなんて、変な話ですねー」

ミルクティーを飲んでいるブルックが呟いた。

すると、カノンは回し蹴りをブルックにした。

「か、カノン…!?」

「竜を馬鹿にするな!

あたしの恩人で、あたしの母親だ!!!」

「す、すみませんでした」

           ・
ここは、とある宝島。

ここでとある人物が麦わらの一味を監視していた。

「くっくっく…。

カノン殿か…」