見渡せば、周りに私以外の人間はいなかった。目の前には廃墟寸前に壊れた建物の残骸。端には死体がゴロゴロと。私は死体達よりも年下なのになんで生きているのだろう……。自分の手のひらを見て、裸足の足を見た。あぁ……そうか…私——————————————不死身だったんだ。