二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.17 )
- 日時: 2011/10/30 20:26
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
夢
さて、散った一同がどうなったか見てみよう。
shot1
チョッパー&ブルック
「いやややややややや!」
「ヨホホホホホホホホ!」
グルルルルル!
彼らの後ろには巨大な熊が二足歩行で
追いかけてきているのだ。
「あ、そうだ!話し合ってみよう!」
チョッパーはトナカイにして、
動物系の悪魔の実『ヒトヒトの実』を
食べたのだ。
だから、動物とも話ができる。
「なぁ、お前らはなんでおれ達を追って—
えっ!?—そうなのか!?」
熊達とチョッパーは座って対等に話していた。
(何を話しているのでしょう・・・?)
shot2
サンジ&ロビン
「なんだったんだ?このクソ熊どもは…」
サンジが、倒された熊に足を置いた。
彼の実力は一味のトップ2,3を争うほど。
すると、すぐ近くの岩に座ったロビンが言った。
「そういえば、この前カノンに好きな食べ物を聞いたの。
そうしたら—
『ん〜、いっぱいあるけど、今は熊鍋かな』
って」
「なんだとそりぁぁぁぁぁぁぁ!」
サンジの体から、愛の炎が噴き出した。
この熊達を倒して、カノンに食べさしたら・・・
『きゃあ。すごいわ!さすがあたしのお婿さん』
「よっしゃあああ!かかってこいやぁ!
クソ熊共ぉぉぉ!」
そう言って、麦わらの一味の恋の騎士は森へと
走って行った。
「がんばってね」
shot3
ナミ&フランキー
「サンダ—・ボルト=テンポ!」
「ウエポンズ・左!」
ビリビリィ!
ドカン!
熊の体に稲妻と大砲が当たる。
「ったく、これで何匹目だ?」
フランキーは自分の180度開いた手を元に戻す。
「知らないわよ」
ナミは、天候を操る武器『クリマ・タクト』
をしまう。
ガサッ
すると近くの茂みが揺れ、
「グルルル…」
「あぶねェ!」
「キャッ!」
突然の熊の登場に、ナミを突き飛ばすフランキー。
「ストロング・右!」
「グルバァ」
鉄の拳が当たった熊はどさりと倒れた。
「フランキ〜・・・」
「なん—!?」
彼が振り返ると、そこには泥だらけのナミが怒っていた。
どうやらドブに突き落としたらしい。
「あんた一体どうしてくれんのよ…」
「いや、悪気があったわけじゃ…」
「それじゃあ、この服はどうしてくれんのよ!」
「知るかぁ!」
「高かったんだから!」
「じゃ着てくんな!」
「うっさい!」
ゴツンッ
shot4
ゾロ&ウソップ
「おーい、どこいくんだ?」
「!?」
ウソップがクジ運が悪かったと思った瞬間だった。
この男の超強烈方向音痴は、一味なら誰でも知っている。
(大量に熊倒してくれるのはいいが・・・)
「ど—すんだよ—!!サニー号への帰り道が分からなく
なっちまったじゃねぇか—!!!」
「大丈夫だ」
「お?」
この男がこんなに根拠がありそうな言葉を言うのは珍しい。
「あのでけぇ雲を目印に行きゃいいんだろ」
「アホか—!雲は形変わったりすんだろが!」
「ごちゃごちゃ言うな。いくぞ」
「ちょっとー!ゾロ君ー!雲はあっちー!!」
「!!?」
shot5
ルフィ&カノン
「今日は収穫が沢山あるな」
「うん」
この二人はなんのトラブルも無しに道を歩いていた。
熊達を引っぱりながら。
「今日の晩飯は熊鍋だな〜」
「ホント!?」
「ああ!熊ステーキもあるぞ!!」
「楽しみィ〜」
二人はよだれをたらし、目を輝かした。
っていうか、コイツらの味覚はどうなってんだ。
「そういえばさ、ルフィ」
「ん?」
「ルフィはなんで海賊をやっているの?」
そう、カノンは数日前に加入したばかりだ。
だから、一味の目的は知らない。
彼女の船長は笑って答えた。
「海賊王になる為だ!」
「海賊王!?」
カノンは目を輝かした。
「おれはこの麦わら帽子に誓ったんだ。
世界一の仲間を見つけて、世界一の財宝を見つけて
海賊王になるって!」
ルフィは誇らしげに帽子を持った。
「ねぇ、詳しく聞かせてよ」
カノンが後ろを振り返って言った。
そして、ルフィは自分の思い出を話した。
デザートと間違えて悪魔の実を食べてしまった事。
義理の兄や祖父たちの事。
そして、村に来た海賊に命を救ってもらった事。
それをカノンは、絵本を集中して読む子供のように
夢中になっていた。
「叶うといいね」
「おう!」
するとだ。
カノンは何かを感じ取り、辺りを見回した。
「!ルフィ!!伏せて!」
ビュンッ
何かが、二人を目がけて飛んできた。
それは、丸くて奇麗な水晶だった。
「・・・あなたがやったの・・・」
「だ、大丈夫か!?お前ら!!」
「誰ですかあなた!!」
「おい!おれ達に何の用だ!?」
「ちょ・・・」
「へぇ」
「ゾロ!?へぇって!!」
「おい誰だ!」
ルフィが襲撃者に叫んだ。
「これはこれは。
私はザルティ。よろしくお願いします」