二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 紫ノ少女  【ポケスぺ】 白ノ娘パロ ( No.144 )
日時: 2011/11/09 22:52
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://id41.fm-p.jp/256/kumakuma8710/

第十七話    −待って…!!


「どうして…どうして?」

何故、彼女を殺すのですか??

「…私が代りに死ねばよかったのよ。」

パープルは泣きじゃくった。

「ど、うし…て…!」

理由を聞いたら、

大好きな婚約者に抱きつかれてたそうだ。

ー知らないわよ!!

「王女…いつか復讐を…!!」

私が手紙を握りしめたその時、

「パープル。」

温かい物を感じた気がした。

「頑張って…私の代わりに…。」

その声には覚えがあった。

「ムーン…!?」

「行くわね…アナタに会えたのはプラチナちゃんのおかげよ。
 ゴールドがすごい殴られたみたい。」

ムーンは笑った。

「あの子ね、幼馴染にムーン=リッツって子がいたらしいの。
 でも、王女のはじめての処刑の指令を下されたのがその子だったんだって…。」

「なんで…そんなにそっくりなの??」

ムーンは少しうつむいて言った。

「私…精霊なの。千年樹の…アナタが友達をほしがっていたから人間になって、その子の見た目を選んだんだけど…ね。」

ムーンは苦笑いした。

「じゃあね。パープル。」

「嫌だ…!」

「駄目よ。パープル…。」

「ムーン…。」



「「愛してるよ。」」


ムーンは…消えた。