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第十八話　　　　−ありがとう



「もう、行きます。」

私は金の国から出ていく準備をした。

「…そうですか。」

プラチナちゃんは少し悲しそうな顔をした。

その時、

「いやだあっぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

リアンちゃんがおお泣きした。

私はそっとリアンちゃんを抱きしめ、

「私が強くなったら…必ず会いに行くから。」

私は言った。

力強く。

「う…ん。」

リアンちゃんは泣きやんだ。

「じゃあね！！」

「えぇ！」

私は出た。

金の国を。

そして向かった先は…

「赤の国…！」

そこの小さな港町の修道院に入った。

「綺麗なところ…あら？」

浜辺で倒れてる少女が居た。

しかも、男の子の服を着ていて…。

「大丈夫！？」

私が心配して起こすと…

「この、無礼者！！」

いきなり叫んだ。

少しいらっ、としたけど…

私は彼女が、

気になっていた。