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第１話　　　　「生きてても邪魔なだけ。」



「生きてても邪魔なだけ。」

いつの間にか口癖。

弱音ばかり吐いていたつまらぬだけの人生。

「神様。誰でもいいので友達をください。」

千年樹の下で私はいつもそう言う。

けれど、友達なんか簡単に作れない。

「…私なんて、いらないのかな？」

金の国では私以外は黒色の髪。

しかし、シルバーという男の子は赤色の髪だ。

でも、私のこの紫の髪に赤の瞳が人からしたら
悪魔に見えるらしい。

「生きていても邪魔なだけ。」

そう言って、家に帰った。

毎日、残酷な日々なんだ。