PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 紫ノ少女 【ポケスぺ】 白ノ娘パロ ( No.55 )
- 日時: 2011/10/07 22:00
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
第七話 〜一から始めよ?〜
彼女と出会ったのは千年樹のすぐ傍。
「誰?」
倒れていた彼女を助けたのが始まり
「大丈夫?」
いつのまにか二人はとても仲良くなった。
「今日は、私の知ってるお話を聞かせてあげる。」
だけど彼女と私は何もかも違った。
「ムーン!」
「ゴールド。」
あぁ、貴方が居れば。
「私にお話を聞かせて。」
何も要らない。
「いいよ。私の一番の好きなお話ね。」
ドキドキしてる。だって、ゴールドさんが
悲しそうな顔してるから。
「【ロミオとシンデレラ】って言うの。」
ムーンは語り続ける。
「ハッピーエンドの物語しか、私は好きじゃないの。」
彼女はいつもそう言う。
「私以外が不運にならないでほしいの。」
なんで、自分は死んでいいみたいなこと言うの?
「だから、貴方は笑ってて。」
いつも、そればっかり。
なんで?
貴方だって…。
「死ぬべき人じゃないわ。」
初めて貴方にこんなこと言った。
「生きてても邪魔な人はいない。貴方が教えてくれた。」
そう言うと貴方は寂しそうにほほ笑んだ。
PR