二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 紫ノ少女  【ポケスぺ】 白ノ娘パロ ( No.56 )
日時: 2011/10/08 11:35
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)

第八話    〜貴方が嫌ってようと〜



シルバー君にはお兄さんが居ます。

何処にいるのか分かりませんが、私は知ってます。

だって、一度会いましたからね。

名前だって覚えてます。

エンジュって言うんです。知ってましたか?

知る筈ないですよね。私とエンジュだけの約束なんですから。

「俺の代わりにシルバーを救ってやってくれ。」

救う形が私にたいしてのいじめなのが微妙ですが。

そのおかげで、シルバー君は髪の色でいじめられません。

よかったです。

ま、こんなこと話しても昔の事なんて思い出したくありません。

だって、貴方もそうでしょう?

最後の約束を守るために、

「シルバー君。」

「何ですか?」

「貴方に、会わせたい人が居るの。」

「?」

後ろをみれば、

「ね、えさんと、」

彼は覚えていた。

「兄さん。」

「よ。」

貴方に最後のチャンスをあげる。

「黄の国に逃げて。」

ここは、危険なんだと私は、

知ってしまったの。