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第21話「白魔道士・邦枝　葵と再会」


〜登場メンバー〜
邦枝　葵
ピット
リンク


———————白魔道士・邦枝　葵と再会————————————

彼等はその頃、近くの森にあるチョコボを見付けて…私のいる港町二ケアに向かっていた。
だけど、町の中にある酒場には私をジェフだと思い込んでいる盗賊さん達が沢山いるの。
この町で出会ったボス、それは私の事。
私が今、彼等のボスをやっているって事よ。

全ての囚人だった彼等に話しかけた後、リンクさん達は迷いもなく私の所に来た。
「何なの？　貴方達は」と言った後、「もしかして…邦枝じゃないか」と彼は答える。
彼はそのまま私を名字で呼ぶけど、私には何の事か分からなかった。
最後までしらを切り通し、そのままフィガロの町に向けて船は出港。

「本当に邦枝さんですよね？　リンクさん」

「間違いない…彼女から巨大な魔力を感じるからな」

「何故、否定するんでしょうか…僕達を」

「恐らく俺達の為に、彼女はしらを切るつもりだ。後を追うぞピット」

「そう…ですね、そうですよね」

「この町を出ればフィガロ城へと続く洞窟がある、彼女はきっとそこに居るんだ」

「確かその城の地下には触手と呼ばれるモンスターが居ると、聞いた事があります」

「…セリスは元帝国の女将軍だ、彼女の言葉を信じよう」

「はい！」

彼等の言うセリスとは、長身の金髪に…将軍らしい格好をしている女性。
元は帝国都市・ベクタ出身の人造魔道士らしいけど、長年英才教育を受けて来たの。
本来ならおしとやかな彼女だけど、将軍時代の時はリンクさんのように冷たい人だった。
だが彼女に異変が起きたのは、炭鉱都市・ナルシェでのイベントでの事。

氷漬けの幻獣との密会で、彼女の性格は徐々に女らしくなった。
封印が解けるのはきっと、世界崩壊後なのね。
リンクさん達、私の後を付いて来なさい。
私は此処に居るわ、フィガロ城の何処かに。

第22話に続きます。

>最終話まであと一息ですね、ヒルダさんby子供リンク
>そうだな…邦枝の後は恐らくアイクと言う若者だ、引き続き様子を見ましょうか子リンお坊ちゃまbyヒルダ