二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケスぺ】のキャラでボカロ曲パロディ 予約受付中 ( No.124 )
日時: 2011/11/12 12:05
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://id41.fm-p.jp/256/kumakuma8710/

【白い雪のシンデレラは】  第四話


「わたしのお父様はボディーガードの事が嫌いみたいです。」

だから…

「連れってってほしいんです。遠く遠く離れたところ、叱られるぐらいに離れてる所に…。」

「消えそうだから、早く来てったい。
 なんで、いつも大事な時に来てくれんと?
 なんで僕を呼んだかって?
 訳はきかんて…応えられん。」

憎まれるなんて、聞いてなかった。

反対されるなんて、思ってなかった。

「もうすぐ…消えるのかな?」

「私は此処にいます。」

彼女は手をのばしてくれた。

でも…。

命の音が薄れていく。

「私の心、そっと覗いてみませんか?」

彼女の手が心臓に当たる。

あたしば毒りんごを食したあの、お姫様みたいに…。

「ほしい物だけ、溢れかえっていませんか?」

まるで、あたしの心臓を奪うように、音を確かめる。

「まだ…別腹です。もっと…もっと…詰め込んでください。」

涙をこぼす。

あたしは目を開けられない。

「いっそ貴方の居場所までも、埋めてしまいましょうか…。」

眠りに堕ちる。

「でも、それじゃ意味がないんです!!」