二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケスペ】のキャラでボカロ曲パロディ 予約受付中 ( No.135 )
- 日時: 2012/03/07 22:11
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: 064ZHG0B)
何故か短くなってしまった…すいません(´・ω・`)
【ぜんまい仕掛けの子守唄】
「ねぇ、今日はどんな"言葉"を教えてくれるの?」
「今日はな…。」
貴方達が教えてくれる言葉を私は"唄"へと変えるのが私の役目だった。それを喜んで聞いてくれる人をもっともっと喜ばすのが私の一番の楽しみだった。
…なんて、妄想を私はいつも考えている。本当は言葉だって知ってるし、言葉を教えてくれる"彼ら"だっていない。たった一つの真実の唄は今はどこかへ閉ざされているともいえるのだろうか?
「るりら〜るりら〜子の唄声は誰の元へと届くのかな?」
私が歌っていると、
「誰だ?」「だぁ〜れ?」
「?!」
二人の男の子の声が聞こえた。
「お前、名前なんだ?」
黄色の髪の男の子が私に何か聞いてきた。しかし、私は意地を張って嘘をついた。私は本当に言葉が分からない。
どうしよう…と涙目で訴えてると、のんびり系の男の子が話しかけてきてくれた。
「君、言葉分からないの?」
「う、うん…。」
「じゃあ、僕達が教えてあげる!!」
「ダイヤ?!本気か…?」
「うん。」
その瞳を見た金髪少年は「しゃーねーな。」と言って私の方を見て言ってきた。
「俺の名前はパールで、こいつはダイヤモンド。で、お前の名前は…分かるか?」
「エアラです…宜しくお願いします。」
彼らは毎日部屋に来て言葉をたくさん教えてくれて、たくさん唄を教えてくれた。だから毎日楽しかった。
詞と言う鍵を手に入れて
私は道の過去へ進む懺悔の扉を開けた
ーごめんなさい。
私はもう"戻らないと"いけないから…。
本来の姿に。
〜幼少頃〜
「これ、ほしい!!」
「じゃあ、お揃いにしましょう!!あげますわねっ!!」
「ありがとぉ!」
欲しいと言ってもらったおもちゃを私は両手で抱えて勢いよく窓へ放り投げた。そうして、彼女を見た。
「物で出来る友達なんてこんなものだよ。」
「−っ!!」
満足できないなら今はただ、
「大嫌いっ!!」
ー眠りなさい?
「るりら るりら」
この子守唄で貴方を癒すことができるのならば、私は永遠に歌い続ける。もし、喉が潰れたとしても絶対に歌い続ける。
貴方の狂った顔を見たかったと言う欲望に逆らえず、私は貴方を傷つけてしまった。だから今は夢を見続けている。
「るりら るりら」
「お父様。このぜんまいはいつから家にあるのですか?」
「そのぜんまい人形かい?はて、何時からあったかね?でも、君がまわしてあげないとこの子は動かないよ?」
人形はじっ、とプラチナ見つめて「早く廻して」と言っているようだった。しかし、プラチナは覚えていた。"彼女"がただの人形ではないとー…。
花のような思いでたちも
泥のようなトラウマさえも
今なら乗り越えて行ける気がするの
大丈夫。エアラ…
貴方が"人間だった"ころの記憶は私がちゃんと持っていますから…私だけはずっと忘れていませんから…。
貴方は静かに歌い続けててください。
「お嬢様〜!」「お嬢様ー!!」
「待ってくださいっ!!」
そして
私達の旅についてきて見守っててください。
(大丈夫。いつも見守ってるから)
(私を許してくれて有難う)
(だから人形になっても貴方を愛している)
〜おまけ※ギャグ?〜
「懐かしい夢を見たんだよな〜」
「おいらも〜」
「私もですわ〜」
「奇遇だね。私もだよっ」
「「「え、」」」
「人間になれちゃった☆」
「「「えええええええええええええええええええええええええ!!!」」」