二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケスぺ】のキャラでボカロ曲パロディ 曲を募集中 ( No.38 )
日時: 2011/10/16 15:08
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_l/view.html?66708

【魔女】  第四話


「催眠術にかかった王子はアリサを恨んだ。」

「王子は一回涙を流しました。
アリサ…魔女を本気で愛していたから。」

「でも、催眠術にはかなわず、髪を切ってしまった。」

「ブーリングは言いました。」

「…ごめんなさい。あたしを許して。
これは、貴方のためなの。」

「そう言いました。」

「ついに王子は催眠術に取り付かれた。」

「髪を切られた魔女は何も言えなかった。」

「王子をただ、愛していたから。」

「魔女は十字架にしばられながら言いました。」

『死んでしまえ。何もかも、と。』

そこには、女が立っていた。

さっきまでいなかった。

「はじめまして。此処で働いている
アリサです。続きは、私が話してあげる。」

彼女はにこり、と笑いながら言った。

「アリサ…ま、私じゃないけど。
魔女と呼ばれた女は悪魔になる道を選んだ。
そして彼女の中には悪魔が取り付き、黒い羽根が付いた。
羽が生えた悪魔の力にかなう人はいなくて、
悪魔は空に消え去った。
彼女が消えた途端、王子は催眠術が解けた。
涙を流して後悔したけど、愛する彼女は戻ってこなかった。」

話が終わった彼女は、美しく笑った。