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【秘蜜〜黒の誓い〜】　　第三話


「ブルー。そんな顔で結婚式を迎えるつもり？」

「ママ…。」

黒いウェディングドレスを着た少女ーブルーは複雑な顔をしてた。

「…もう、お別れなのかしら。」

「もう…ママは先に言ってるわよ？」

「うん。」

黒い服を少し引きずりながら歩く。

その時、

「こんにちは。」

儚い瞳で笑う不思議な少年と出会った。

「…。」

目が合った瞬間にあたしは恋に落ちてしまった。

ーあたしは、結婚するのに。

でも、のばされた手を、掴んでしまった。

もう、戻れない。

ベールが落ちた。

「君の名前はなんていうの？」

「あたしはブルー。貴方は。」

「僕は、イエロー。」

「そっか。」

そして、私たちは求めあった。

熱を奪いあい。

清らかな誓いなんて、この熱で焼き焦がしてしまえば、

結婚なんて、

ー忘れれるわよね？