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【秘蜜〜黒の誓い〜】　　第四話



「レッド。堕天使が現れた。」

「そうか。誰だ？」

グリーンに聞くと、少し沈黙が流れた。

「グリーン？」

「堕天使になったのは…。」

グリーンは辛そうな顔をしていた。

そして俺の目を見て言った。

「堕天使は、イエローだ。」

心が、

崩れるような気がした。

「い、えろーが？」

違ってほしい。

その願いは、

「そうだ。」

この言葉に消された。

「…仕方ない。ルールだ。」

俺は、拳銃を持った。

「いいのか。」

でも、体が今はすっきりしてる。

お前にとって、俺がそんな軽い存在なら。

「俺に心残りはない。」

少女を打てば、イエローは消える。

そんなこと、承知済みだ。

「行ってくる。」

「あぁ。
ーはずすなよ。」

「−了解。」