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　　　第弐話　「パクリじゃない、借りたんだ」




あのウサギみたいな奴は、
私がいる部屋に突っ込んで来た。


どうやらこのウサギみたいな奴
喋ったり、移動ができるとの事。


ウサギみたいな奴を追いかけに来た
男の人２人は、ウサギみたいな奴を捕まえようと
ぴょんぴょん飛びながらウサギみたいな奴を追いかける。


「はーはっはっ!!
　人間共が俺様を捕まえられんのかァ!?」


「あのぬいぐるみムカつく!!!
　ってか、何で喋れんの!?」


「局長、挟み撃ちです!!」


「おぉ、その手があった!!」


男の人２人は、ウサギみたいな奴を挟み
一気にウサギみたいな奴目掛けて、手を伸ばした。


ウサギみたいな奴は
男の人２人に捕まえられた。


「は、放せよッ!!」


ウサギみたいな奴は逃げ出そうと
じたばたと暴れ始めた。


「山崎、放すなよ!!
　そのまま掴んどけ!!」


「は、はい!!」


ギャアギャア騒ぐ男の人２人と
ウサギみたいな奴。


すると、障子が開いた。


「テメェら大の大人が何やってんだコラァァァ!!」