二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.151 )
- 日時: 2011/12/02 14:56
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
十一話「決勝開始」
決勝スタジアムに着くと
「凄いね。観客の数」
そらが他人事のように言う
「まぁ、アジア最強が決まるんだし、当然じゃない?」
かがりが続く
「行くぞ!!」
「おぉぉお!!!!」
「元気そうだね」
突然かけられた言葉
全員が言葉の聞こえた方向を見る
「だからこそ、全力で倒す価値がある」
「お前はっ?!」
「やっと会えたね」
「まったく長かったぜ。決勝戦までの道のりは」
そこにいたのはアフロディ、そして
「ガゼルっ、バーンまでもが何故ここに」
ヒロトと緑川が驚く
「涼野風介、南雲晴矢。彼等もまた、僕のチームメイトだ」
「え?じゃあ」
「韓国代表ファイヤードラゴン!!」
「あ、でもなんで」
「可笑しくないだろう?僕が母国のチームに選ばれても」
「俺たちはアフロディのスカウトでこのチームに入った」
「もう一度、君たちと戦うためにね」
アフロディ、南雲、涼野が続く
「アフロディ…韓国出身だったのか」
誰が言ったのかは分からない、が確かにそういった
「はぁー」
大きなため息が聞こえた
その方向を見るとかがりがいた
「アンタ達、対戦相手のメンバーぐらい確認しなさい」
「だ、だったらかがりが教えてくれればいいじゃんか!」
「言った!だけどアンタ達が聞かなかったの!!」
そう言い終わるとかがりはアフロディの方を見る
「まさか、君も日本側だったとは」
「わざとらしい。アンタがその事も知ってることぐらい分かっているわよ?」
「僕たちは負けない。このチームにはチェンスウがいるからね」
「で、危険なのは…チェンスウ。あれは龍を操る男、と言われている」
「希代のゲームメイカー。戦術を操る」
だが、それに怖気づくメンバーなどいない
「すげぇ…そんな凄い奴と戦えるなんて!!」
円堂が言う
「皆やろうぜ!決勝戦だ!!」
「(俺の最後の試合…見ていてくれ。夕香!)」
「豪炎寺、勝とうな!」
「ああ!!」
ウォーミングアップ中監督は円堂を呼んだ
「円堂!」
「はい!!」
「この試合、イナズマジャパンは勝てると思うか?」
「え?…はい!勝って世界に行きます!!」
「…お前には何も見えていないようだな。キャプテンでありながら」
「え…?」
「今のままではイナズマジャパンは絶対に勝てない…それが分からないようではキャプテン失格だ」
「ど、どういう事ですかっ!!!?」
「今のお前は必要ない、ということだ」
試合が始まった
円堂はベンチスタート
「(久遠監督には何か考えがあるんだ…何か…)」
イナズマジャパンが攻め込む
ボールが風丸に
パスを出した方向には豪炎寺、吹雪が
だが、二人にはマークが
「そこじゃない」
笑うような声でそらが言う
ボールは二人ではなく後ろにいたヒロトに
「流星ブレード!!!」
ヒロトがシュートするが
「大爆発張り手!」
止められる
ボールはチェンスウの元へ
「涼野、南雲、アフロディ!上がりなさい!!」
「(誰が打ってくる?!)」
土方が止めに入るが交わされ、ボールはアフロディの元に
「真ゴッドノウズ!!」
「ムゲン・ザ・ハンド!!!」
「皆…頑張ってくれよ(でも、俺がキャプテン失格ってどういう意味なんだ)」
ボールは飛鷹に
マークのついていない選手はいた、だがパスを出さない
「しまった!!!」
ボールは涼野と南雲に奪われる
「おっしい!」
「皆…」
「でも、どうして飛鷹さんパスを出さなかったんだろう」
冬花が言う
それに春奈、秋が反応する
「え?」
「まぁ、確かに。マーク無しは近くにいたのに」
そらが続く
「飛鷹君なりの…覚悟」
ゆうりが小さく言う
ボールはまだ涼野と南雲の元
二人はゴール近くまで難なく行く、が
「スノーエンジェル!」
ゴール前まで戻ってきていた吹雪に止められる
「「何っ?!」」
「クス♪練習に付き合わせたんだから、できないとね」
小さく笑う
「つらら、嬉しそうじゃん」
「まぁね」
「それだけじゃない!土方君!!!」
「あぁ!!」
「「サンダービースト!!!!!」」
吹雪と土方がシュートをする
「大爆発張り手!!!っあぁぁぁ!!」
シュートが決まる
「やった♪」
「…♪やるじゃん」
楽しそうなそらとかがり
「やったじゃん!吹雪と土方」
「はい」
「士郎…♪」
「でも、この程度なわけない。奥の手はとっとく…っていうし」