二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.161 )
日時: 2011/12/25 09:30
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 番外編<季節の出来事>

〜クリスマスversionⅠ〜

【白雪の淡い思い出】

雪は降り積もる

風は静かに吹き、寒さを倍増させている

そんな中、1人の少女は防寒具を身に着けずいた

その後ろに1人の白い少年
少年を不意に少女の首にマフラーをかける

「ん?」
少女は驚き振り返る
「士郎…?」
「何、つららちゃん」
問いに問いで返されつららは
「ちょっと思い出していたの。昔を…」
懐かしそうに、寂しそうに雪を見続けるつらら
「…何時だったかな?コレを士郎とアツヤが贈ってくれたの」
つららはいつも髪を結っているゴムを指す
白と水色のビーズのゴム
「いつだったかな?…つららちゃんは何時でもソレを使っているんだね」
吹雪はつららのゴムを見て言う
「だって、士郎とアツヤが初めて贈ってくれたクリスマスプレゼントだもん」
つららは笑顔を作り言う
「そっか。そうだね…つららちゃんは優しいね」
「何よぉ」
つららは吹雪の言っている意味がよくわからず頬を膨らませる
「いや、別に…で、はい」
吹雪はつららに小さな包みを渡す
「え?…クス。ありがとう」
つららは微笑み言う。
そして、足元に置いていた鞄から包みを取り出す
「はい」
吹雪はそれを受け取り開ける
それは、白色の手袋だった
「え?…コレ手編み?」
吹雪はつららに聞くと

「そうだよ。私、そういうの得意なんだから」
「そっか。ありがとう」