二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.164 )
- 日時: 2011/12/25 13:26
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
番外編<季節の出来事>
〜クリスマスversionⅢ〜
【儚く消える白雪のごとく】
雪は空に舞う
空は曇り、太陽の日が見えない
「………クリスマス…か」
1人の少女は呟く
その顔は酷く悲しげだった
「クリスマス…なんて」
少女の近くに1人の少年が近づく
「ダイキライ」
少女の呟きを聞いた少年が
「何をだ」
その声に反応し振り返る
「あ…鬼道君。どうしたの?てっきり春奈ちゃんとクリスマスしてると思ったけど」
寂しげな表情で少女---ゆうりは言う
「あぁ。ただ、春奈に言われてな…」
それを聞くとゆうりは
「そっか…春奈ちゃんに気を使わしちゃったね」
ゆうりは儚く笑う
「…ゆうり」
「鬼道君。私は、大丈夫だから…春奈ちゃんのところに行ってきて。私はもう少し此処にいるから」
ゆうりは空を見上げて言う
鬼道は少し考える素振りを見せた後
「なら、俺も此処にいる」
突然の鬼道の言葉にゆうりは
「え?き、鬼道君が此処にいる理由はないです!それに…風邪をひきますよ」
ゆうりは言うと
「防寒具を1つも身に着けていないお前に言われたくないな」
鬼道の言う通りゆうりはコートもマフラーも手袋すらもつけていなかった
「な、なら。すぐに帰ります!だから、鬼道君も帰りましょうっ!!!」
ゆうりは焦りながら言うと
「…お前は此処にいたいんだろう?だったらいればいい。俺の事は気にするな」
鬼道は言う
「あ、ありがとう…ございます/////////」
ゆうりは顔を赤くしながら言う
「あ…」
ゆうりは何かを思い出したように言う
「どうした?」
鬼道が聞くと
ゆうりは持っていた鞄からラッピングされた袋を取り出した
「あ、あの…コレ。迷惑じゃなかったら、貰ってください///」
ゆうりは袋を鬼道に渡す
「これは…?」
「今日はクリスマスイヴだから…渡す人、いないから…貰って、くれませんか?」
「有難いが、俺は何も準備していないぞ」
鬼道が言うとゆうりは首を横に振り
「そ、そんな!!いりませんよ…今日、此処に付き合ってくれた。それで十分です」
ゆうりは小さく微笑む
「…ありがとな。だけど、クリスマスを嫌っているのに用意したのか?」
鬼道が言う
「1人…でしたから。今まで、クリスマスはいつも1人だったから。嫌いでした…だけど今日は鬼道君が付き合ってくれたから」
ゆうりは静かに笑う
「楽しかった、です」
「…俺は此処にいただけだ」
「それでも…嬉しかった。私は少なくとも“今”は1人じゃないから」
ゆうりが言うと鬼道は
「…明日は暇か?明日、お前に付き合う。コレのお礼だ」
鬼道は袋を指して言う
「え?そ、そんなつもりで渡したんじゃないです!!////////」
「俺がそうしたいだけだ。気にするな」
鬼道は小さく笑う
「…鬼道君。あ、ありがとう///」
その言葉を言う頃には空から光が射していた
白い雪に光が反射し輝いていた