二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.189 )
- 日時: 2012/04/16 20:34
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
十八話「親善パーティ」
「…分かってるとは思うけど、今大会のルール」
かがりは話す
「私達はグループA。結構強いカードが揃ってるわ」
そらが言う
「イタリアのオルフェウス。アルゼンチンのジ・エンパイヤ。
イギリスのナイツオブクイーン。アメリカのユニコーンがあります」
春奈が言う
「(アメリカ…)」
「私達の初戦は2日後。対戦相手はイギリス代表のナイツオブクイーン」
秋が告げる
ヨーロッパの中ではトップクラスの実力を持つチーム
「よぉし!みんな!!やるぞっ!」
「…招待状?どうするんですか、監督」
秋が監督からナイツオブクイーンからの手紙の中身を見ながら聞く
「招待は受けるわよ」
かがりが言う
「相手を知るにはいい機会だ」
監督は言う
練習中に円堂は『お前はそれでいいのか』---前に言われた事を微かに思い出していた
「みんなぁ、ちょっと集まってぇー!」
秋が呼びかける
「親善パーティ?」
皆の声が重なる
「えぇ。ナイツオブクイーンからの招待よ
試合前に親睦を深めたいから今日の6時にロンドンパレスに正装してきてほしい、って」
秋が言う
「「(…行きたくない)」」
「正装って?」
綱海が聞く
「こんなネクタイした黒い服の事ですよ」
立向居が手でネクタイの形を作り言う
「えぇ?!あんなの着るのかよ」
「ねぇ、私…今日は用事があって」
そらが目を逸らしながら言う
「だーめ」
秋がすぐに返される
「えー行きたくない〜」
「あたしは急用がっ」
かがりが何処かへ行こうとするとそらがかがりの手を掴む
「1人だけ逃げようなんて許さないんだからっ!!」
そして、時間は経ち
「ばっちり、ばっちり」
木暮がネクタイをしていると
「おぉまるで七五三だな。これで千歳飴があればばっちりだ」
土方が言う
そこに声が響く
「みんな、準備はできた?」
秋、春奈、冬花が上からドレス姿で降りてくる
その姿に皆少し顔を赤らめる
「可愛いです」
「綺麗でやんす」
立向居と栗松が絶賛の声を上げる
「ちょっと、そんなにジロジロ見ないで下さいよぉ」
春奈が照れるように言う
「へぇ、思ったより似合ってるじゃねぇか」
綱海が言う。ヒロトがソレを止めようとしたときは遅かった
「「「え?思ったより?」」」
綴じ目で3人が言う
「あはは、わりぃ。つい思った事言っちまってよ」
「フォローになってないぞ」
呆れるような鬼道の声
「あれ?そら達は?」
風丸が聞く
「ん?そらちゃん達は」
秋が上を見る
「はぁ…なんでこんな」
黒色の蝶型のリボンのアクセントのあるスミレ色のドレスに身を包んだかがりが降りてくる
普段ツインテールである髪を全て下し、諦める様な声で言う
「何見てんのよ」
かがりが数名を睨む
「あ、いや…似合ってるなって…」
すると上の階から声が漏れる
「大丈夫だから、さっさと出てきなさい〜!!」
そらの声が聞こえる
その方向を見ると白色に淡い水色のアクセントのドレスのそらがいた
「そらちゃん?」
秋が呼びかけるとそらは下を見る
「あはは。御免…ゆうりが恥ずかしがって」
苦笑いでそらが答える
「ほーら、ゆうりっ!」
そらが無理やりゆうりを出す
「えっ?!キャッ?」
黄色に朱色のアクセントのあるドレスを着て明るいオレンジのリボンでツインテールをしているゆうりが現れた
「あ、えと…/////」
ゆうりが微かに鬼道の顔を見てから下を向く
「可愛いんだから、顔上げてよ」
「う、うん/////////////////」
顔を真っ赤にしてゆうりが頷いた後に小さな声で「努力する」と付け足した
「あれ、円堂君は?」
秋の声で皆円堂がいない事に気が付いた
「そういえば…」
「秋ちゃん、私達先に言ってるから円堂君を連れてきてもらっていい?」
「うん」