二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.192 )
- 日時: 2012/02/28 18:36
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
- 参照: 二部構成になるね!では、前半です
番外編<季節の出来事>
【バレンタイン】
2月14日
カレンダーを見て分かるように今日は『バレンタイン』なのだ
「そんなの菓子メイカーの陰謀よっ」
なんて言っている何処ぞのツンデレ娘もいるが
大抵の女の子たちにとっては勝負の日
「あ!おっはよーございます!」
朝、元気な声が響く
「春奈ちゃん。おはよう…はい♪」
春奈はラッピングされた袋を受け取る
「そらさん!ありがとうございます〜」
「にして、昨日は大変でしたね」
春奈が思い出したように言う
昨日2月13日はサッカー部、部員に渡すためにマネージャーたちでチョコ作りをしていた
「あはは。まさか…ねぇ?」
そらが苦笑いをする
「ですねー爆発するとは思いませんでした」
春奈が言う
そう、何故とある人物が作ったチョコは爆発をした
「でも、最後にはどうにかなったじゃない」
「ですね〜…で、そらさん。本命の準備は大丈夫ですか?」
春奈が悪戯っ子の様に聞く
「で、できてるよ!私より、秋ちゃんやかがりは大丈夫かな?」
「え?2人とも料理上手じゃないですかぁ」
「…渡せるか、よ」
「あー」
納得した様だ
あっという間に部活
「はーい。これはマネージャーからよ」
秋の声が響く
「おいしそうー」
「うまそ〜」
それぞれ感想を言っている
だが、バレンタインがそんなに簡単に終わるはずがない
「あ、あのっ!」
部室外
「ん?どうした」
鬼道は不思議そうな顔をしている
「あ…そのっ…こ、これっ!!!////////」
顔を真っ赤にして震える声で綺麗にラッピングされた箱を差し出す少女
「ゆうり?マネージャーからなら貰ったが」
「ま、マネージャーからじゃありません!…わ、わ、私からですっ///」
ゆうりは無理やり鬼道に箱を押し付け走り去っていく
マネージャーからじゃない事を鬼道は知っていた
ゆうりは雷門の生徒ではないから
「…有難く貰っておく」
誰も居なくなった場所で1人鬼道は呟く
場所は変わり北海道
相変わらず、雪が降っている
「…士郎。これ」
つららは静かに持っていた袋を差し出す
「ん?わーそっか。今日はバレンタインだもんね」
フワフワした印象のある少年、吹雪が言う
「そう。もちろん…--------」
つららが言った言葉を吹雪は聞き取れなかった
段々声の音量が小さくなったために
言った言葉は『もちろん…義理じゃないから』
そして、ところ変わり京都
「はぁー疲れたぁ」
舞衣香の声
「あはは。お疲れ様」
どうしようもない、とでも言うように菜乃香が言う
そして、舞衣香の手には2つの紙袋
中には沢山の
「にしても毎年凄い“チョコレート”の数だね」
「むぅ〜私は女なんだけどなぁ」
「あ、あのっ!舞衣香先輩!こ、これ…受け取ってください!!!//」
「え?ありがとう」
女生徒(後輩)からの箱、おそらくチョコレートだろう
ソレを受け取り舞衣香は笑顔で受け答えする
と、まぁこのように今日1日、チョコをもらい続けているのだ
「ふぅ…今年もしばらくチョコ三昧」
舞衣香が言う
「舞衣香ちゃん、人気あるから。でも、断ろうとはしないんだね」
「あ、当たり前だよ。どれも、みんな…女の子たちが気持ちを込めてくれたモノなんだから」
「そういうこと言っているから、このなるのよ…じゃ、私も気持ち込めたからね」
菜乃香が小さく笑う
「…菜乃香の意地悪」
そう言いながらチョコの入った袋を受け取る舞衣香