二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.216 )
日時: 2012/04/16 20:40
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 二十五話「双子姫・ライオット島へ」

2人の少女が空港から出てくる
サイドテールの少女は背伸びをする
「ん〜!長時間の同じ体制は疲れるなぁ」
「そうだね。じゃあそらちゃんに連絡するよ?」
ツインテールの少女が言うと
「やだ!観光してから!!」
目を輝かせて言う
「…少しだけだよ。舞衣香ちゃん」
「よし!行こう!菜乃香」


「ねぇーこのエリアはぁ?」
舞衣香の問いに
「此処は…イタリアエリアだよ」
そう菜乃香が答える
「…ん。あれは、菜乃香!サッカーしてるよっ!!!」
舞衣香はサッカーをしている少年たちを見つけそれがよく見える位置に走る
「あれは、オルフェウスだね」
舞衣香の隣に移動しその光景を見る菜乃香が言う
「へぇ。イタリア代表か」
関心するように呟く

「…甘い。あのディフェンスなら抜かれる」
「確かにね。左に集中しすぎてる、あれじゃ右にパスが回されると」
その練習風景を見て言う
「「抜かれる」」
2人の声が重なる時に新たな声が加わる

「君たちの言う通りだ」

後ろから声が聞こえ振り返るとそこには1人の少年がいた

「っ!貴方は…」
菜乃香は少年が誰か分かったらしく声を上げる
対して舞衣香は
「あっ!!イタリアの白い流星!!!」
少年の異名を言う
「それで、名前は…えっと。ん〜」
必死に思い出そうとしているが一向に名前は出てこない
「フィディオ・アルデナだよっ」
菜乃香が慌てて助け舟を出す
「あー!そうそう。それそれ」
1人で納得する舞衣香
フィディオは苦笑いする

「で、君たちがさっき言った事は正しい。今のプレイはつめが甘かった」
舞衣香は『でしょうね』と言うようにフィディオを見る
「君たちもサッカーしているみたいだね。日本人みたいだしジャパンの応援かい?」
「そう。私たちの知り合いが沢山代表として参加してるから」
「そうなんだ」
するとその場に曲が流れる
「あ、ごめん。私の」
菜乃香が謝り後ろを向き携帯電話を取り出す
それを見ると舞衣香が
「もう時間かなぁ」
と呟く

「舞衣香ちゃん!そらちゃんから…そろそろ行くよ?」
「やっぱりか。仕方がない。最後に、私は神田舞衣香。あっちは妹の菜乃香。また会ったらよろしくね」
舞衣香は笑って言う
菜乃香はフィディオに向かって小さく頭を下げて走る
舞衣香も続こうとするがすぐに振り返り
「“フィディオ”ね。覚えたわ!」
そう良い手を軽く振って鮮やかに笑ってから走る

「神田、舞衣香…か」


「此処に来るからいてって」
菜乃香は小さなグランドを指して言う
「ふーん。ヒマだしサッカーしよう?」
舞衣香はグランドに落ちていたボールを見つけていう

「菜乃香、やるじゃん」
「舞衣香ちゃんばっかり、強くなってるわけじゃないもの」
2人でサッカーをしていた
すると聞き覚えのない声が響く
「日本の子?サッカー上手いねー」
「あぁ」
その方向をみると
「ユニコーン…」
菜乃香が言う
「知っているのか?」
自分たちを知っていることに軽く驚く少年
「知ってる。アメリカ代表、ユニコーン。キャプテン、マーク・クルーガー。それとディラン・キース」
菜乃香は言うと最後に「でしょ?」と付け加える
「アメリカ代表かー!世界のトップレベルの選手に沢山会えて楽しなぁ」
舞衣香が晴れやかに笑う
「嬉しいこというね」
ディランが笑う
「…ねぇ。世界のレベル見せてよ。一緒にサッカーやろうよ!」
舞衣香が言う
「2対2。先に点は3点いれた方が勝ち!」

その後すぐに舞衣香と菜乃香は自己紹介をする
チーム分けは
舞衣香、ディラン対菜乃香、マーク

「やるからには負けられないね!舞衣香よろしく頼むよ」
「もちろん!」

「菜乃香。宜しくな」
「はい。こちらこそ、宜しくお願いします」

チーム分けのおかげかどちらも引かない。点が入れられれば入れ返す
「よーし。勝ちはもらったよ」
ディランが言う
「行かせません!桔梗の舞!!」
柔らかな光が射しこむ。それと同時に舞を踊っている様にボールが奪う
「簡単には行かせませんよ。マーク!」
「よしっ!行くよ」
マークが上がる
「私だって!」
舞衣香がマークの前に立ち塞がる
互角に見えなくないが、マークの方に上
「えっ!」
舞衣香は抜かれゴールが決まる

「負けちゃったよぉ」
「次は勝つんだからっ!」
ディランと舞衣香が言い終わると

「見つけた!」

4人が声の方を見る
「あ、そら」
「そらちゃん」
そこにいたのは2人を迎えにきたそらだった
「むーいいところだったのに。はぁー」
舞衣香は溜息をした後
「楽しかった。ありがとう」
そう言いそらの方へ行く
「ありがとうございました。楽しかったです…また、会えた時は宜しくね」
そう良い、マークの方を見て
「ありがとう」
小さくいい舞衣香とそらの後を追う

「神田、菜乃香…か」


「「(楽しかったなぁ。またすぐに会えるよね…フィディオ/マーク…)」」

「ちょっと〜なんか嬉しそうじゃない。何があったの?」
そらの問いに2人あは口をそろえて
「「内緒だよ」」
と言い華やかに微笑む