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　　三話「日本代表」

「皆、特訓の成果をみせるんだ！」
円堂の掛け声と共に選考試合がはじまった

「日本代表を決めるって凄いなぁ、こんなに人が集まって」
先ほどまでなかった声
「え？あ！舞衣香！！菜乃香！」
「流石です。日本から集められた選手、動きが…凄い」
菜乃香が言う

「あ！一郎太がボール奪った♪」
そらも嬉しそうに声を上げる
「豪炎寺のシュートだ」
「でも、これは円堂君が」
舞衣香とつららが言う
「うわぁ〜“改”と“真”かぁ」
「進化、しているわね」
そらとかがり

「「「オフサイドトラップ」」」
そら、かがり、菜乃香の声が重なる
「へぇ、不動…やるじゃん」
舞衣香は挑発的に笑っている
「…やり方が上手い。相手の点を急ぐ気持ちを分かってて…」
つららが言う

「飛鷹君、動きがぎこちないわ」
秋が言う
「…（まるで初心者）」

「あ、点入ったね」
「同点だ」

「ふぅん、まぁ日本から選ばれているんだ。これぐらいできないと…（まだまだ、甘いけど）」
かがりが言う


前半が終わった
「皆、頑張ってね」
「後半もガンバレー」

「（宇都宮虎丸…皆がアピールしてるのに、どうして？）」

後半も白熱して試合

「…！今の、凄い」
そらが言う
風丸が綱海を抜いた
「あの風…技になるね」

「緑川、ナイス」
笑いながら舞衣香が言う

「取られたら取り返し…面白いなぁ、来て良かった」

「…シャドーのシュートかぁ。どうなるかな？」
「！！！今の（飛鷹君の？）」
「へぇ、面白い♪」
「本人自覚無しかぁ」


「面白い試合だったねぇ」
舞衣香が言う
「皆疲れてる」
「当たりまえだけど」


試合が終わり日本代表が発表される前に監督が発表された
「なんで響監督じゃ」
「彼の方が日本を世界へ連れていける」


そして、メンバーが発表された

「やったね！士朗」
つららが言う
「うん」

「一朗太、流石」
「あぁ」

「良かったな。皆」


「これが、日本代表…世界への挑戦のメンバー」