二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.227 )
- 日時: 2012/04/16 20:43
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
三十話「究極のペンギン」
「よし!!いいわ!皆」
そらが言う
鬼道、不動、佐久間が攻め上がり3人の持ち込むボールはフィディオにわたる
「決める!」
フィディオの放つシュートは止められてしまう
「そんな…こんな凄いプレイヤーたちが一体イタリアの何処に隠れていたんだ」
フィディオが言う
「お前等みたいな二流品が総帥の作品だっただと?笑わせる」
デモーニオは笑いながら攻める
「何っ!」
「そして、これが…究極のシュートだ!」
デモーニオは叫ぶ
そして、口笛を吹く
「これって」
そらが目を見開く
「皇帝ペンギンⅩ」
「いかりの…はやい!」
デモーニオの放つシュートは速く、円堂は技を繰り出す前にボールと共にゴールネットに入る
「あれは…皇帝ペンギン1号」
「いや。威力はそれ以上だ。以上のはずなのに」
「うん。打つだけで消耗するような未完成な技と一緒にするな」
「究極のペンギン。それが皇帝ペンギンⅩ」
シュートが入ったと同時に前半が終了した
「皇帝ペンギンⅩ…か。“究極”…そんなもの、この世の中、全部探しても存在しない」
後半が始まる
「可笑しい。鬼道君…」
そらはプレイをしている鬼道を見て言う
そこには影山の言葉に惑わされいつもの鬼道はいなかった
「ズレ始めている…。大きく。分かっているの?貴方がこの試合をする上でどれだけ重要なキーパーソンか」
そんな鬼道を見かねた不動が指示を出すが皆は戸惑う
「不動君!ダメよ。今まで鬼道君が仕切っていたのにいきなり貴方が指示をしても混乱するだけ!!」
そらが叫ぶ
「チッ」
「フィディオを倒し、俺が世界をとる!皇帝ペンギンⅩ」
「いかりのてっつい!!」
円堂のいかりのてっついではシュートの威力を消えない
前回同様に吹き飛ばされようとなるのを必死で阻止し
「絶対に、止めてみせる!真熱血パンチ!!」
「円堂君…熱血パンチを地面に放つ事でコースを変えたのね!!」
そらの言う通り、シュートはゴールには入らず円堂の腕の中にあった
「みんな!ピンチは凌いだぜ!反撃だ!!」
そう言い円堂は自らドリブルで上がる
その場にいた全員に驚きの色が浮かぶ
「…見ておきなさい、オルフェウス!これが…イナズマジャパンのキャプテン。円堂守よ」
そらは言う
「!」
「あれが…」
「円堂君の強さは、沢山ある。誰も考えないような事も。彼の強さ。ポジションを無視して楽しむのもね」
そらは軽く微笑む
「無視しすぎるのは駄目だけど」
「(俺は、何に怯えていたんだ。俺の進むべき道はここにある!!!)」
鬼道が適格に指示を出す
「ようやく、歯車が動き出した」
そらは安心した様に笑みを浮かべる
円堂とフィディオが攻め上がる
「円堂!フィディオにパスだ!」
「え…あぁ!!」
フィディオはボールを受け取るとすぐに敵5人を向いてしまう
「速い。これが、白い流星」
デモーニオに異変があった
「…ん?どうしたのかしら」
フィディオはGKとの1対1
だが、フィディオのシュートは外れたかに見えた
「シュートしゃない。パスよ」
「メガトン・ヘッド!」
「やった!」
そらは言う
「これで、同点。いけるわよ!!」
「守!」
「やったぜ、フィディオ!!」
周りも喜びの色を見せる
「風が、こっちに吹いてきた」