二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.256 )
- 日時: 2012/06/14 11:23
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
三十九話「アメリカ戦開始」
試合前
戻ってきた秋に
「秋!どこ行ってたんだ?」
円堂が聞く
「え?あ…うん。ちょっと」
歯切れの悪い返事をする
「ん?」
「そら」
かがりが秋と共に戻ってきたそらに話しかける
「…バレたわ」
「そう…」
秋は思いつめた表情をする
「えっ円堂君!」
顔を上げるとすぐすこに円堂がいた
「どうかしたのか?さっきから何か気にしてるみたいだけど」
「ううん。そんなことないよ」
無理やりの笑顔で言う
「円堂!アップの時間がなくなるぞ!」
「あ、あぁ!」
円堂は秋を気にしながら行く
「しっかり」
試合開始してすぐに一之瀬にボールが渡る
一之瀬は素早くイナズマジャパン選手を抜き円堂の前まで行く
「いくぞ!円堂!これが俺の必殺技!!ペガサスショット!!!」
「イジゲン・ザ・ハンド!…わぁ!」
開始早々に一之瀬がのシュートが決まり先制点が決まる
「すごいぜ。一之瀬…俺たちも魅せてやろうぜ!レベルアップしてるってところを!」
「(ひと言で味方を元気づける。やっぱり君は凄いよ。円堂…だからこそ俺は君と戦いたかった)」
イナズマジャパンのキックオフで再開
染岡が攻めるも一之瀬の
「フレイムダンス改」
奪われてしまう
「この試合、絶対に勝つ!!」
「っ!…来い!」
ボールはマークに渡り
「こっちだ!マーク」
ディランが言うと
「させない!!」
ディランにマークが着くが
「一哉!」
一之瀬にパスが通る
「ディランは囮か」
「俺たちだって世界を相手に戦って強くなったんだ!」
風丸が一之瀬からボールを奪い鬼道にパスする
「よし!反撃開始だ!!」
「真イリュージョンボール…豪炎寺!」
「爆熱スクリュー!」
「レベルアップしたのは一之瀬だけじゃないぜ!ボルケイドカットV2」
土門の技で威力が半減したシュートは止められてしまう
「今日だけは負けられないんだ」
「俺たちも負けるつもりはない」
「土門もヒートアップしてるな!ミーたちもガンガン行こうぜ!」
「あぁ!勝利は俺たちが掴む」
「…カッコいい」
小さな声が観客席で言われていた
「日本の応援で来てるんだけどー…」
となりの舞衣香が苦笑いをする
「(土門君は一之瀬君のために。どうして…こんな辛いことが)」
試合を観ながらも両手を握りしめ
「(あの、事故が…。あの事故の苦しみを一生懸命乗り越えたのに。また一之瀬君からサッカーを。そんなの)」
ユニコーンは止まる事を知らずに攻める
「あいつ等、強いよ」
「あぁ。ほんの少しの隙も逃さずにゴールに襲い掛かってくる」
「(一之瀬君があんな激しいプレイをするなんて…本当にこれが、最後の試合なの?)」
「(秋ちゃん…大丈夫だよ。きっと。私たちはそう信じることを忘れちゃダメなんだよ)」
豪炎寺が攻めるも一之瀬に奪われる
その勢いのまま一之瀬はゴール前まで来る
「(円堂たちと出会えて良かった。一緒に戦い強くなれた。だから…全ての力を惜しみなく出して戦う
それが、一之瀬一哉というプレイヤーがいたという証なんだ!)」
「ペガサスショット!」
「イジゲン・ザ・ハンド!」
一之瀬のシュートは外れ円堂はゴールを守ることに成功する
ヒロトがボールを奪い虎丸が攻め上がる
だが、一之瀬がボールを外に出す
「凄いぜ!ユーのガッツがギンギンに伝わってきた」
「危機一髪ってところだったな。だが、良く守ってくれたな」
「もちろんさ」
ディラン、マークの言葉に一之瀬は言う
「今日は特別な試合なんだ」
「特別?」
「昔の仲間には絶対に負けられないってわけだ」
「一之瀬君…」
「どうしたんですか?なんだか元気がないみたいですけど」
不意に呟いた言葉に春奈が反応する
「え?なんでもないわ」
秋は無理に笑って見せる
「そうか、幼馴染ですもんね。2人とも応援する気持ちも複雑ですよね」
「(私には見守る事しかできないの)」