二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.287 )
- 日時: 2013/03/17 18:33
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
参照4500突破!
皆様のおかげでここまで来れました!
はい、では恒例のいきましょー!!!
もう残りのキャラは少ないですからね割ともう誰が来るかわかると思います
-----【ミニキャラと遊ぼう♪】-----------------------------------
その日、僕は不思議はモノを見た
一瞬これは夢なんじゃないかと思った程だ
僕の目の前の光景をわかりやすく、誰か説明して
お願いだから
目の前のいる小さな少女はサイドテールを揺らし泣き目で僕に寄って来る
「しろぉ〜」
はっきり言おう
目の前に少女に見覚えはある
記憶にある
だが、何故このような事になっている
少し離れたところで目をそらしながら苦笑いをしているそらさんを見て
僕の考えは確信へと変わる
*
「ごめんね。止められなかった…」
そらは言う
“止められなかった”それはこの現象を引き起こした人物のことをいっている
「しろぉ」
吹雪の足元には不安げな表情を浮かべる小さな少女
この少女は言うまでもない
“つらら”だ
先ほどから周りを見ては小さな悲鳴を上げたり震えたり泣き目になっている
「まぁ。事情は分かったけど、どうすればこれ治るの?」
「今かがりが解毒剤を取りに行ってる。今までもやられてるから薬はもうできてる」
そらが言う
「解毒剤って…」
幼児化の薬を毒呼ばわりするそらに吹雪は苦笑いを浮かべる
吹雪はジャージの裾が引っ張られている事に気づき下を見る
「どうしたの?」
「しろう、だよね?どうしてそんなに大きいの?」
「ん〜突然の成長期かなぁ」
「(いや、それで納得しないでしょ?!)」
つららの問いに吹雪は笑って答える
「そうなんだぁ」
「(えっ?納得するの?!つらら…小さい時って天然?)」
そらは目を見開いていた
「しろう。ボール、蹴って」
近くに落ちていたボールを拾いつららは言う
吹雪はそれでリフティングやヘディングをする
それを見てつららは“パチパチ”と手を叩く
つららは笑う
段々とすれは静かな笑みに変わってゆく
「しろう。楽しい?」
「え?うん。楽しいよ。どうしたの?」
年相応とは言えない静かな笑み
「そっか。良かった…くるしくないね?楽しいね」
口は出さないがつららの変化にそらも気づいていた
「ねぇ、しろう。しろうはしろうだよ。楽しく、サッカーできるようになったんだね」
つららは静かに一滴涙を零す
「良かった…しろう。私のしってる、ほんとうのしろうで。良かった」
柔らかな笑み
静かに紡がれる言葉
*
その後もとに戻ったつららは幼児化していた時の記憶は消えていた
だからこそ、彼女の紡いだ言葉はとても大切で強いものだった
「僕ってそんな小さな頃からつららちゃんに迷惑かけてたんだね」
吹雪が言う
「だから、私が何を言ったのか教えてよ。覚えてないから」
つららが困ったように言う
「だめだよ、言ったらつららちゃん怒るから」
「ん。それってどういう意味?」
「でも、可笑しいな。私、いままで士郎を迷惑って思ったことないと思うけど…?」
最後に小さな疑問がつららに残るのだった
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はい。今回はつらら
少しシリアスはいりました?
可笑しいな。もっと子供なつららを書くはずだったのに…
哀れっていうより心配をかけすぎていた吹雪←
そんな話でした