井戸の外の世界が知りたくて。私は井戸の底から這い上がろうとしました。井戸の外の世界が知りたくて。何度、滑り落ちて全身を打ち付けても上り続けました。でも気付きました。上れば上るほどに落ちる時の高さと痛みは増すのです。外の世界への興味と全身の痛みが同じくらいになった時、私は初めて蛙の王さまの言葉の意味がわかりました。 by ひぐらしのなく頃に【皆殺し編】