二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ中世風パロディ【シリアス、ギャグ系】 ( No.29 )
- 日時: 2011/11/16 12:03
- 名前: 蒼石緑華 (ID: kI4KFa7C)
セリフが指で数える数しか出てこない。
どうしてこうなった 一番酷いかも・・・
第八話 幻想郷
幻想郷—ユートピア—
それは 誰もが夢見た世界
誰もが幸せになれる世界
そんな世界
その世界に行けるという
昔話があった とある旅人がその世界への道を歩いたと
そして 旅人は 二度と戻ってこなかったと
とある魔術師がその道を封じた
「禁忌の道」として
魔術師は鍵を掛けた
本当に使う時が来るまで
この道は封じられる
そして魔術師はそこを去った
今でも その道は
とある国の地下深く 眠っている———
深夜2時
コツコツコツと足音が廊下に響く
今日の見張り番はグリーンだった
明かりの消された廊下を
ランプ片手に歩いていた 一つの小さな光を頼りに
そして 最後
地下まで見張りに行った
そこはあの道がある場所
ずっと 封じられている道
昔、ある魔術師に封じられてから
ずっと封じられている道だった 最後、その道へ行くと
骸骨などがちらほらとあった
奇跡的にここに辿りつけて
無理やりこじ開けようとした結果だろう 硬く扉で閉ざされてる道
そして扉を開くところには穴が出来ていた
そこに鍵を填め込むのだろう
グリーンはチャラッと一つのペンダントを取り出した
ブルーから受け取ったペンダントだった
いつみても 綺麗なジャスパーで
象られた白鳥に銀の縁取り
そして、中には写真
何時かの記憶に残る 父と母
形見だった だけどいつからか無くしてしまってから
もう見つからないと思っていた そんな物が今更、この手の中にあっても
なんも感じなかった
汚れ一つ無いペンダント大事に扱われていたのだろう
写真なんて無いと思っていた でも残っていた
中身はきっと気にしなかったのだろう
地下はピチョンピチョンと雨水の音がする
地下の上は下水道だった、きっとその水が漏れているのだろう
この地下はもう忘れられた物だと思っていた けれど未だに覚えている敵兵達
そして 毒戦の元凶
このペンダントを手に入れれば道は開く
そう言われていた それが欲しくて人々は戦を始めた
人々は理想の世界が欲しかった自分達の理想の世界が
そして只の戦だったはずの戦いは 毒戦へと変貌した
何万人もの人が死に 何千人もの人が毒を煩った
そんな戦は相打ちで幕を下ろした そしてこれも禁忌となった
兵達が去った後の戦場には悲痛な叫びが木霊していた
置いてかれた、戦場の孤児達いつしか悪い事しか出来なくなって
そのまま成長していった 選ばれた人間と選ばれなかった人間
その二つ以外に 見捨てられた人間 そんな物が出来ていた
毒を煩いながらも懸命に生き続ける人に対しての扱いは酷い物だった
苛められたり、構ってくれなかったり 自分もそうだった
父と母が戦場で死んで以来 毒を煩いそして助かった事と
酷い跡が残り、そのせいで化け物といわれ幼少はそれでほぼ過ごした
また戦が始まり、今度は軍に引き取られたやはり兵士から見ても酷い物だった
けれど接してくれた、中には毒を煩った血族が居るという人も居た
一番 その苦しみを解っていたのも兵士達 その苦しみを与えたのも兵士達
彼らは二度と過去の過ちを繰り返さないようにと 頑張っていた
それから何年かの月日が達 グリーンやブルーが兵士になり
恐ろしいほどの快進撃を起こし、どんどんカントーは土地を広めていった
今やイッシュやシンオウ、ホウエンなどの土地がある 人々は懸命に生き
そしてやって来た休戦でもそれは悲しい物で いつも舞い戻ってくる戦
辛かった、悲しかった痛くて息が詰まって戦う事しか出来なくて虚しくて
助けられる人は助けたけれど 助けられなかった人の方が多かった
どうすればいいかなんて考えた事も無い 只、只管助ける事しか
出来ないのだから そして戦が終わればいつもの日常に戻る
それの繰り返しだった 全て、同じ事の繰り返しで他には何も無かった
「コケで滑ってよく歩けないな・・・・一通り見たけど特に問題は無さそうだな、帰るか」
持ってきておいた時計を確認すると 今は早朝の四時
もう二時間も経っていた 兵士達の起床時間だった
朝練もあったので急ぎ足で地下を後にした
その地下の 最も深い所にある扉
そこは、誰も知らない 見た事の無い道が広がっている
続.
セリフ一個だけとかどういう事よ