二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 炎神暴君★リシタニア2-銀魂×戦国BASARA3×青エク- ( No.5 )
日時: 2011/10/18 21:49
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

序章 なんやかんやで再スタート!!


 てな訳で、みんなを救おうぜって事になったのだが。何から始めればいいのやら。
 とりあえず、情報屋である市ノ瀬凜を探す事にした。
 空華は市ノ瀬凜がいるであろう暗い路地裏までやってくる。

「凜ー、凜ー。いねぇのか?」

「私に何か用かしら?」

 薄暗い影の中から、凜が顔を出す。
 空華、スカイ、そして新八の姿を見るなり、凜は真っ先に舌打ちをした。

「ついに幕府の犬の手下になり下がったのね。見損なったわ。私を捕まえに来たんでしょう」

「違うわ。このイボの世界をどう救えばいいのか、教えてほしい」

 空華は訳を話す。
 いつも路地裏にいたので凜は、表の世界の状況を聞いて眉をひそめた。
 特に翔が死んだ、という事に納得がいかないらしい。

「まさか。あの子は死神よ? 体を貫かれても死なないあの子がイボ如きで死ぬなんて、考えられない事態ね。しかもあの銀髪死んだ魚の目の天パまであのヤ○チャになってるなんて。作者は異常?」

「異常だ」

 失礼な。

「おい、地文がツッコンできたぞ」

「うらっ」

 うぉ?! 空華、こっちに苦無を投げてくるなよ!!

「凜は無事なんだな」

「えぇ。そのイボは向上心に取り憑くらしいわね。私には工場真なんてものないもの。そんなものがあったらご飯にかけて食べるわ」

 流石です、凜姐さん。
 あ、やべ。睨まれた。

「とにかく、今は無事な人を探しましょう。噂では怜悟辺りは無事らしいわよ?」

「本当か?!」

 その情報を聞いて、3人は瞳を輝かせる。
 えぇ、と凜はうなずくと言葉を続けた。

「ただし少し饒舌になってるけど」

「「「………」」」

 怜悟が饒舌なんて考えられない、と思ったみんなだった。

「さぁ行きましょう。他の人を探す為に!!」

 と、言った矢先、土方の『十五郎』という言葉が聞こえた。その後に病んだっぽい近藤がベビーカーを押して走って行く。
 アレ。ナンダカオカシナコトニナッテルゾ。

「何してんすか、あの人おぉぉおお?!」

「ついにゴリラが病気になったわね。お気の毒さま」

「それこそ、翔がいれば狩ってもらえたのにな。魂」

 1人物騒な事を言ってる奴がいたけれど、みんなは顔を見合わせると近藤が走って行った方へ駆けだした。
 行き先は1つのビル——。

***** ***** *****

「十五郎ぉぉおおお!!」

「ごり子ぉぉおおおお!!」

「チ○子ぉおおおおおぉおおおお!!」

 何か、修羅場だった。
 人形とモザイクの塊と赤ちゃんが宙を飛び交っている。はて、どうしてだろうか。
 新八は思い切りため息をついた。
 空華は苦笑いを浮かべた。
 スカイは面倒くさそうに頭を掻いた。
 凜は面白そうにクスクスと笑っていた。

「「「「いい加減にせんかいぃぃぃいいい!!」」」」

 いつの間にか4人はハリセンを装備していて、3人を殴った。
 何か知らないけど、それでポロポロとイボが取れる。

「ふぅ。これで完了だな。あとは全員をやるだけ——」


「いや、お前ら全員イボだし」


 聞きなれた声がしたと思ったら、バシンッとハリセンで叩かれた。しかも4人まとめて。
 誰かと思ったら、両手にハリセンを装備した銀時と翔だった。

「……へ?」

「イボだから」

 翔はもう1度繰り返す。
 すると、4人からもイボが取れて倒れた。

「ったくよー。河原で寝てたら死んだ奴扱いだし。何、そんなに死んでほしいの?」

「俺だってヤ○チャだぜ。空気読めよ、イボ」

「本当だよな。せめてイボ出来てればよー」

 翔と銀時はハリセンを捨てると、ため息をついた。


「「次からは普通にやるか」」