二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 炎神暴君★リシタニア2-銀魂×戦国BASARA3×青エク- ( No.12 )
- 日時: 2011/10/24 21:55
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
第1章 最初が肝心だとか言うけど大体踏み外す。
銀時が半分屍と化して、翔は満足したらしい。清々しい笑顔を浮かべて戻ってきた。
訊くべきか訊かないべきか迷っていた雪男だったが、燐が核心を突く。
「一体何をしてきたんだ?」
「ん? あぁ、ここのオーナーを半殺しにしてきた。あ、俺は東翔。こー見えて死神やってます」
よろしくー、と軽いノリで挨拶する翔。
エクソシスト諸君は眉をひそめて翔を睨みつけました(特に雪男と勝呂)
すると、ガラガラとドアが開く音がした。
「ただいまー。あれ、お客さん? 初めまして。志村新八といいます」
新八が帰って来て、エクソシスト諸君はペコリと会釈する。
翔は新八の方を見るなり、
「お、ダメガネ帰ってきたか。茶ぁ淹れろ」
「ちょっと。誰がダメガネなんですか。誰が」
「テメェの他に誰がいるんだよ? 不満なら地味メガネにしてやるぞ」
「余計に悪くなったような気がするんですけどぉおおお?!」
「あーもう。分かった!! 100歩譲って童貞メガネだ!!」
「誰が童貞だ!!」
新八は電光石火のツッコミをすると、いそいそと台所に引っ込んで行った。結局やるのか。
それに続き、ガラガラとドアが開く。何やら今度はがやがやと声がした。
「おぉ、武将共。帰ったか」
「よぉ翔。聞いたか? ゴリゴリ様のプレミアムが発売されたらしいぞ。あれは庶民というより、少しお高めのセレブが買う奴だ」
政宗がゴリゴリ様の入った袋を掲げ、翔に言う。
翔は袋の中からゴリゴリ様を1本取りだすと、それを口にくわえた。しかも無言。
「おい、礼はなしかよ」
「ふぁいふぁとー」
「何を言ってるのかさっぱりだ。Un?」
政宗は燐達に気付くと、目を細めた。そして廃刀令だと言うのにもかかわらず、6爪流の1本に手をかける。
「誰だ、こいつら」
「あーうん。テメェらと同じ境遇な。だから刀を向けるな威嚇するなそして魔王の息子は発火しないソファが焦げる」
一息で翔は政宗と燐にツッコむと、ゴリゴリ様を一気に口の中に入れた。流石に氷菓子を口の中に入れると頭がキーンとするようで、じたばたとソファの上で暴れ回っていた。
燐達は思った。『何してるんだこいつ』と。
「、ぁー。痛い。マジ、本当、やばしです」
「訳分かんねぇ事を言ってるんじゃねぇよ。で、そいつらはどうするんだ?」
「面妖な格好をしておられるが……。どこの世界から参ったのでござろうか」
幸村と政宗が燐達の格好を見て唸る。
燐達が身につけているのは普通の制服である。雪男はエクソシストの制服を着ていた。どこもおかしなところはない。
翔は首を傾げると、答えた。
「ま、人それぞれの趣味ってもんだ」
「「なるほど」」
「納得すんなや!!」
勝呂がツッコミを入れる。制服を馬鹿にされて怒らずにはいられなかったようだ。
「お前かて、変な格好をしとるやろ!!」
「む。これは死神の正式な衣装で、政宗達は立派な普段着だ」
普通の着物を着ている政宗とその他。翔は死神のような黒いコートを着ている。
そもそも、と翔は続ける。
「ここ、江戸だぞ?」
「「「「「ハァ?」」」」」