二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *—図書館から世界は回る ( No.6 )
- 日時: 2012/07/22 13:29
- 名前: 臨 (ID: 0bGerSqz)
>短編−遊戯王ZEXAL
あたしは小さい頃からよくわからない力が強い。
ちなみそれは霊感のようで霊感じゃなかった。
よくわからない力ではあるけれど、それでもこの力は十分に発揮された。
あたしは、D・ゲイザーなしでもデュエルを見ることができるのだ。
どうやらそれはあたしの頭の中で切り替えができるようで、何ら困ることはない。
ただ困るのは、その力を酷使した場合、その後膨大な疲れがあたしを襲うことくらいで。
まぁD・ゲイザーは使うことにしているし、そこらへんも大丈夫なのだけれど。
で、なぜあたしがこの話をしたのかというと、この頃よくわからないものが見える。
九十九遊馬君という一人の少年の後ろにぽつりと青い、何かが。
何かが、というか多分あれは人だ…というか人の形をしているわけで。
モンスターでいたっけと思いながら力を使ってみるが、別に彼(?)が消えるわけじゃない。
…どうやら、あたしは本格的に霊感を身に着けてしまったのではないだろうか。
「かっとビングだぜ!俺!」
なんていつもの彼の口癖を聞こえてきてそちらへ顔を向けると、ほらいた。
遊馬君の後ろの、後ろの。どうやら遊馬君は見えているようだ。
話しかけては、何かを言われ怒っているようで。
「なに言ってんだろ。」
「アストラルっていうらしいですよ。」
「ん?あ、小鳥ちゃんだ。」
「こんにちわ!先輩!で、遊馬って一人でしゃべっているように見えるでしょう?」
「見える見える。」
「どうやら、誰かいるんらしいんです!アストラルっていう!」
そうか、どうやら彼はアストラルというらしい。
外人の幽霊かなぁ、小さくつぶやけばどうしたんですか?と小鳥ちゃん。
何でもないと首を振ってからアストラルと呼ばれる彼をみた。
青色の彼もちらりとこちらを向くから、ちょっとだけ笑顔を向けてみた。
すると彼は目を見開いたが気のせいだとでもいうように遊馬君のデュエルを見た。
そんな彼に次は声を上げて笑うと小鳥ちゃんには不思議な顔をされた。
けど、面白いからいっか。
青色の彼と、友達になりたいと思った。ある日。だったりね。