二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】 ( No.1 )
日時: 2011/10/19 13:19
名前: アニホとミシン (ID: WPbx8B95)


 時たまに、死というものをごく身近に感じることがある。

 それは人気のない夜道をあるいているような、日常的な場面でふいに襲ってくる。

 あそこの角から変質者が出てきて刺されたら死ぬんだろうな、とか。
 今あの飛行機が爆弾を落としたら私は燃えるんだろうな、とか。

 そんなものはワケの分からないただの思いつきで、実際におこる確率はそれほど高くないのだろう。
 それでも、突拍子もなくそういう事を考えてしまう。


 そんな数分前までの私へ、こう言いたい。


 そんなものは死の感覚じゃない。死を感じたつもりになっているだけだ。

 死というものは、もっと冷たくて、熱くて、恐くて、安らかで。
 何で自分だったのかと問いかける暇もないほど唐突に、突然に訪れるものなのだから。