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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】魔法の国からやって来た【夢小説】 ( No.62 )
- 日時: 2011/10/19 16:03
- 名前: アニホとミシン ◆rWjtunSpWU (ID: WPbx8B95)
* * *
「ククッ、会いに来て正解だったなァ……ありゃイイ女だ」
花見会場となっている公園から抜け、人気の少ない道を歩きに歩き、ついには歌舞伎町からも外れたそんな場所。
指名手配犯であることを気にすることもなくそこをゆっくりと歩きながら、高杉は面白そうに嘯いた。
考えるのは、さきほどの少女のこと。
忘れられない、あの白い肌が。
忘れられない、あの銀の髪が。
忘れられない、あの蒼い瞳が。
忘れられない、あの澄んだ声が。
忘れられない、あの細い四肢が。
忘れられない、あの香しい匂いが。
忘れられない。
忘れられない。
全て自分だけのものにしたくて堪らない。
イイ女など腐るほどに見て飽きるほどに抱いてきたが、一目見てあそこまで綺麗な少女は初めてだった。
幼女趣味のない自分でさえ目を奪われる可憐さは、いっそ末恐ろしい。
「今回は邪魔が入っちまったが……まあいい。いずれ再会するだろうさ」
————その時は手に入れてやるさ。なァ、桔梗?
ぞくりとするほど艶麗な声で呟き、高杉晋助は歩いた。
斑鳩桔梗という少女を脳裏に思い浮かべて。
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