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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】戦少女 【コメントくださいな!】 ( No.38 )
- 日時: 2012/03/13 15:36
- 名前: Sky ◆QS1u8UNLHM (ID: qTh1yy9a)
「ほぅ…?今日は偉く殺気立ってるな…」
面白そうに煙管を持ち替えつつ、煙が立って行くのを見つめる高杉はニヤリと恐ろしい笑みを零して、青年を見つめる。
開けた窓から風が通り過ぎ、高杉の紫色の髪と青年の水色の髪がふわりと舞い上がる。それとともに青年の左腕の袖も舞い上がった。その袖を見つめながら青年は言葉を吐いた。
「左腕を同族に持ってかれた時の事を思い出しちまったんだよ」
「ホゥ…お前と同じ“夜狐”か」
青年はわずかな角度で頷くと、一度窓を見ると美しい青空が広がっている。太陽は夜狐にとって大敵だ、忌々しそうに窓を見つめていたが高杉に少し似た笑みになると、人差し指を上へと突き立てた。
「夜兎と付き合うつもりは無いが、あの神威とやらは面白そうだ…少しずつ…俺達“月神族”の存在が露になってくる、そしたらアイツの妹の俺の愛しい従兄弟もこちらの計画に乗ってくるだろうよ」
青年は笑みを消さないまま、高杉に聞こえないように呟いた。
“俺を止めてみろ、夜空……!!”
第四訓ーEND
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