少女はゆっくりと瞳を開けると、銀時の瞳を捕らえた。乾いた唇から漏れ出す言葉は銀時の思考と理性を壊してゆく。「白…夜叉…」そういうと柔らかな微笑みをして、目を閉じもう二言呟いた。「真白……奪わないで…」そして閉じた目から流れ出す少女の涙を銀時は拭ってやり、少女の前髪を梳いてから天を仰いで呟いた。「これも…また運命か」第一訓ーEND