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第七話　　　　　−さて…ー


「嫌だ!!」

「嫌だじゃねぇだろ!!」

僕はトウヤに引っ張られていた。

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌ｄ「黙れ。」さーせん…。」

でも、此処には行きたくない。

否、居たくない。

「やだぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあ。」

「…そんなにサブウェイマスターが嫌いなのか？」

「だって…恐いもん…電車が。」

「は？」

「だから…電車が…ぐふっ。」

思いっきり背中を殴られた。

「電車が恐いなんて言うやつはじめてだよ。行くぞ。」

「うえーーーーーーーーーーん…。」

トウヤ君…こんな恐い人なんだ…。

「じゃあ。シングルかダブル。どっちにする？？」

「えっとね〜トウヤと一緒がいい。」

「…は？」

え、僕なんか変な事言ったかな？？

「だから…トウヤとが…。」

「それ、マルチだから。」

「うん。マルチがいい。」

「…。」

一つ、溜息をつかれ、手を引っ張られた。

驚いて、トウヤ君を見ると、「行くんだろ？」と言った。

「うん!!」

僕は笑顔でいった。

この時、僕は知らなかった。

ートウヤが僕のあることに気が付いていることに。