二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Dear Girl〜Stories〜響 【夢小説】 ( No.1 )
日時: 2012/03/10 17:27
名前: Sky  ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)

001 『人気声優達の秘密活動』


某事務所的な場所の一角にて、声優小野大輔(これからは響時オノDと呼ぶ事にしよう)は額に汗を浮かべていた。
それはいつも通りに仕事が終わり『響』の活動事務所のドアを開いた瞬間の三つ上の先輩でもあり、良き仲間的存在でもある声優神谷浩史の猫なで声から始まった。

「ん〜もぅ!!君達は本当に可愛いにゃ〜!」

現在、神谷浩史(これからは響時ヒロCと呼ぶが)はロシアンブルーの愛猫「にゃんこ先生(にゃーさん)」を初めとして数匹の猫に囲まれている状況であった。
それをヒロCは一匹一匹抱き上げ頬ずりし、自身も猫の様に口元に笑みを浮かべていた。
オノDは、その光景に声も上げられず暗い感じのまま相談書を読みあさると黒猫(愛称はカズ)がオノDの膝に座り喉を鳴らしながら眠る。

「ったく…可愛い奴だなぁ」

ナインの喉元を撫でながら一通一通相談書を読み上げ、一番届いたのが古い物を自身の内ポケットに仕舞うと、ヒロCのケータイが鳴った。

「あっ…はいもしもし?は??」

電話の相手テライケの様であった。
それをにゃーさんを膝に乗せて撫でながら応答するヒロCと、ナインを膝に乗せつつ、明日の仕事のスケジュールを見るオノD。

「え…?」

ヒロCの疑問言が流れ、数十秒間硬直していた。
するとボスは電話を切ったらしくケータイを耳から離し、にゃーさんを下ろしてオノDの側に寄った。

「小野君…問題だ」
「どうしたんですか?」

暗いヒロCのオーラに思わず口元が引きつるオノD。
すると、ヒロCは重たい口をニヤリと笑みに変えて

「俺達『響』の新メンバーが来るんだって!!」

指をグッジョブマークにして爽やかな笑顔で報告するヒロCに思わずオノDも笑顔になり、二人でハイタッチをするが…

「「いってぇぇぇ!!」」

勢いが良すぎたのか、かなり痛かった様だった。