二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【短編集】 夢は僕らの心の中に ポケスぺ夢制作中 ( No.48 )
日時: 2011/12/10 22:43
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://id41.fm-p.jp/256/kumakuma8710/

悲恋おkな人はスクロールから
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ブルーside

「ブルー…お前はレッドが好きなんだろう?」

グリーンがまっすぐな瞳をあたしに向けて言った。

「何のことかしら?」

あたしは内心焦っていたけれど、いつものようにポーカーフェイスを保っていた。
しかし、グリーンはそんなあたしを見透かして…

「嘘がヘタだな…お前がレッドの事が好きだって…ずっと前から知っていた。言わなかっただけだ。」

グリーンは淡々と言い続ける。
しかし、目線は資料に向いたまま。
ー仕事馬鹿なんだから。
グリーンは仕事馬鹿で、ナナミさんが好きな、シルバーには劣りそうだけれど、シスコンだ。でも、それは家族だから…大事な人だからだろう。

「ブルー…我慢など、しなくていいんだぞ。」

「あら、あたしが我慢でもすると思う?」

あたしは、戸惑いを隠すために意地悪く言ってみたら、

「お前は…やはり、嘘がヘタだな。」

そう言われた。
嘘は得意なはずだ。レッドなんか、何回もだまされた。
ーしかし、彼は?
騙されたことがあったか?否、ない。

「…グリーン。あたしは貴方が好きよ?」

「しかし、レッドは愛してるんだ。お前は、お前の瞳はレッドしか映していない。」

グリーンは、卑屈として言ってるのではなかった。
それは、あたしでも分かる。

「グリーン…。」

「イエローも、分かってたんだ。」

イエロー?
何故その少女の名前が出るのかが分からなくて、首をひねると、

「イエローは、レッドがお前の事を好きだって知っていたんだ。」

レッドがあたしを…?
嘘だと思って、グリーンを見ると、

ー悲しそうな顔をしていた。

なのに、あたしはグリーンに甘えてしまった。
グリーンはふっ、と笑うと、

「もう少しだけ…隣に居てくれ。」

そう言った。

「えぇ。」

この返事が嘘になると想像していたくせにあたしは、
グリーンを傷つけた。