二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【30話突破】3Topに拾われた私【参照は600突破!】 ( No.106 )
- 日時: 2012/03/22 18:31
- 名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: n5JLvXgp)
- 参照: http://ameblo.jp/inazuma709/theme-10043723023.html
第35話〜またまた〜
いん、雷門中☆
色々な事を話していると、あっという間に雷門中についてしまった。
教室に向かう廊下をパタパタと少し早歩きで歩いていると、見覚えのある影があった。
それは、今朝お日さま園で見た、白銀の髪の男の娘。((
ルナは少し悪いと思いながらも、無視して教室へ入った。
* * *
HRが始まり、転校生が紹介された。
気づくと、いつの間にか斜め後ろの席が空いていた。
「転校生を紹介します!」
先生がそう言ったのが早いか、教室のドアがガラリと音を立てて勢いよく開いたのが早いか、というくらいに早くドアが開いた。
そこにいたのは、教室のドアの前、お日さま園で見た白銀の髪のあの人だった。
「…最初に言っておくが…俺は男だ。文句は受け付けないし彼女も夫もいらない。俺についてくるな。俺に群がるな、近寄るな、話しかけるな。いいな。」
淡々と言い並べていく青年は、少しムスッ、としたような顔で答えていった。
先生が少しびっくりしながらも、自己紹介をして、と促した。
「卯月氷。身長156cm、体重43㎏、性別男。住んでいるところは非公開、彼女も彼氏もいらない。家族はいない。」
つらつらといい並べていく。
ルナはきっと、晴也の隣の席に座るな、と思っていた。
いや、クラスの半分が理解していただろう。
…晴也以外は。
と、まだ張本人の晴也とリュウジが来ていないのだが————…。
「じゃあ、氷君は「スイマセンっ!遅れました!」」
その声は勢いよく開けられるドアの音と、聞き覚えのある声で掻き消された。
その声の主は、チューリップ、もとい晴也とリュウジだった。
やっぱりお日さま園で喧嘩していたらしい。
それにしても、ずいぶんと長かった喧嘩のようだ。
そして、ちらりとアイスの方を見て、禁句発言をした。
「お前…男の娘?」
とつぶやいたのだが、しっかりとアイスには聞こえていたらしい。
鋭い蹴りが晴也を襲う。
「だれが男の娘じゃあああああああああああああああああああい!!!」
そう叫んでとび蹴りをした。
それはエースストライカーのキック力をも簡単に上回る相当なキックだったそうで…。
晴也がとび蹴りをされたことで、そのクラスの全員がアイスに女の子、男の娘と言ってはいけないという噂、いや事実が広まっていたのであった。
………その後の晴也は、全治一か月の大けがを負ったそうだ。
まぁ、その蹴った本人が隣にいるのでどうなるかわからないのだが。
『転校生が転校してきた日は、不安なスタートで始まりました。』
続くよ!